臺(tái)灣メディアの三立新聞網(wǎng)は25日、東京電力福島第一原発の処理水海洋放出は「心配ない」と投稿した中國(guó)専門(mén)家のSNSアカウントが封鎖されたと伝えた。

放射線に詳しい専門(mén)家で、中國(guó)原子能科學(xué)研究院で8年、オランダのエネルギー研究センター（ECN）核エネルギー部門(mén)で5年勤めた李剣芒（リー?ジエンマン）氏は24日、中國(guó)のSNS?微博（ウェイボー）に「この問(wèn)題について私は少し知識(shí)がある」として、自身の見(jiàn)解を論じた。

同氏はまず、「一次冷卻水と二次冷卻水は異なり、二次冷卻水は希釈すれば安全に海に流せる。福島の排水は一次冷卻水だが、ろ過(guò)してトリチウム以外の放射性物質(zhì)を取り除くことで二次冷卻水と同じとなり、含まれる放射性物質(zhì)はトリチウムが主になる」と説明した。

その上で、「福島の処理水に含まれるトリチウム量は900TBqで30年にわたって排出されるため年間の排出量は30TBq程度。世界で最もトリチウムを排出しているのはフランスのラ?アーグ再処理工場(chǎng)で年間1萬(wàn)1400TBq、福島で排出される量の400倍近い。中國(guó)の大亜灣原子力発電所でも、國(guó)家原子力安全局が設(shè)定した排出上限は（年間）225TBqで福島の約8倍だ」と指摘?！袱饯韦郡?、福島から排出されるトリチウムの総量は心配するに値しない」と述べた。

また、「年間の排出量のほか排出密度も一つの指標(biāo)だが、福島の処理水は1リットル當(dāng)たり1500bqにまで希釈する。日本の飲用水の國(guó)家安全基準(zhǔn)は6萬(wàn)bqであり、つまり日本の飲用水基準(zhǔn)の40分の1にまで薄めて海に放出するということだ」と説明?！赶ａ嫟筏克踩胜轱嫟幛肖いい趣いθ摔猡い毪?、希釈に用いるのは海水であり、人間は海水を飲むことはできない。下水を処理すれば人體に害のないものにできるが、それをそのまま水道から流して良いわけではないのと同じことだ」と論じた。

同氏はさらに、「日本人は信用できないという人もいるが、日本人を信用する必要はなくIAEA（國(guó)際原子力機(jī)関）を信用すればいい。IAEAは福島の処理水放出について専門(mén)家チームを結(jié)成して監(jiān)督しており、すでに各國(guó)で獨(dú)立したサンプル検査が行われている。結(jié)果はIAEAのウェブサイトに掲載されており、不安な方は読んでみるといい」とつづった。

ところが、この投稿はネットユーザーらから「売國(guó)奴」などと猛烈な非難を浴び、その後、同氏のアカウントは封鎖された。三立新聞網(wǎng)の記事は、「中國(guó)原子能科學(xué)研究院で8年、オランダのエネルギー研究センターで5年勤め、『華人100大公共知識(shí)分子』の一人にも選ばれたが、まさか自分の専門(mén)に関する文章でアカウントを消されることになるとは、思いもしなかったことだろう」と伝えている。

なお、同氏のアカウントが封鎖されたことを「殘念」と紹介したブロガーの投稿には、ネットユーザーから「立場(chǎng)を論じるだけで科學(xué)は論じない?？茖W(xué)を論じても彼らには分からない。國(guó)民の素養(yǎng)の向上が待たれる」「これがもしロシアが排出していたら…」「聞きたいのは、なぜ口を封じるのかということ」「この件を通じて真相を確認(rèn)した。街でケンカがあって一方が相手の口をふさいで周?chē)欷稳摔摔饯窝匀~を聞かせないようにしていたら、どちらが正しいかは一目瞭然だ」などのコメントが寄せられている。（翻訳?編集/北田）