Record China 2023年9月1日(金) 17時(shí)0分
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東京電力福島第一原発の処理水海洋放出に中國が激しい反発を続ける中、あるメディア関係者が記した文章が中國のネット上で広く拡散されている。寫真は日本の水産物などを使用していないことを記したボード。
東京電力福島第一原発の処理水海洋放出に中國が激しい反発を続ける中、あるメディア関係者が記した文章が中國のネット上で広く拡散されている。文章は、激高した若者が七つの質(zhì)問によって態(tài)度を一転させたことをつづったものだ。以下はその概要。
私はここ數(shù)日、日本の処理水の海洋放出に理性的な判斷を呼び掛ける文章を書いた?!弗靴衰氓摔胜椁胜い长取H原子力機(jī)関(IAEA)、そして科學(xué)と常識を信じること」が文章の核心的観點(diǎn)だ。文章の発表後、私はある若者から電話を受けた。彼は開口一番、私を「売國奴」とののしり、日本人から金をもらったのかとも言った。私は辛抱強(qiáng)く七つの見方を伝えることにした。
私は一つ目に、12年前、地震で起きた津波で原発が破壊され、未処理の汚染水が海に流出したことを覚えているかと尋ねた。続けて「12年後、日本はIAEAの監(jiān)督の下、汚染水を処理して30年という時(shí)間をかけてゆっくり海に放出する計(jì)畫だが、危害が大きいのはどちらだろう」と問い掛けると、彼は「もちろん12年前の方に決まっている」と即座に答えた。私は「その通り」と応じ、「12年前の流出で壊滅的な結(jié)果は生まれなかった。処理後なら、なおさらそんな結(jié)果にはならない」と彼に伝えた。
二つ目は、「中國と日本。國民の壽命が長くて食品安全基準(zhǔn)が高いのはどっちか」という質(zhì)問だ。彼は「日本の食品安全基準(zhǔn)は中國より高いし、日本人の平均壽命は數(shù)十年間、世界1位だ」と答えた。私が「科學(xué)技術(shù)と経済が発展している日本の人々が自分たちの命を顧みず、基準(zhǔn)をクリアしない核汚染水を放出して自らの死を招くだろうか」と畳みかけると、彼はしばらく黙った後、「そんなことはない!」と言った。
三つ目は、1945年に米軍が広島と長崎に投下した原子爆弾についてだ?!溉毡兢?0年もかけずに広島と長崎の放射能汚染に対処し、廃墟と化した両都市を住みやすい都市にした。広島は1994年にアジア競技大會を開催している。両都市を訪れてこうした狀況を不思議に思う外國人は多い。放射能汚染に対する日本の処理能力が一流だと信じるのには理由がある」と伝えると、彼は沈黙を保った。
四つ目は、「海産物の摂取量が多いのは中國人か、それとも日本人か」という質(zhì)問だ。彼は「當(dāng)然日本人。日本は島國で周囲を海に囲まれているが、中國で海に面しているのはいくつかの省や市だけだ。日本人の方が絶対に多く食べている」と答えた。私はそんな彼に「正解。中國は陸地大國で海を見たことがない人は多い」と伝え、さらに「日本は海洋大國であり、海洋資源は日本にとって重要な資源だ。もし処理水が本當(dāng)に海を汚染するなら、日本人こそが最大の被害者。日本人にこんなことをする理由はない」と指摘した。
五つ目は、「日本が汚染水をきれいに処理しないまま海に直接放出した場合、よりダメージを受けるのは日本人か、それとも中國人か」という質(zhì)問で、彼の回答は「もちろん日本人」だった。私は「その通り」と応じ、「最も深刻なダメージを受ける日本の人々が強(qiáng)烈な反対を示さないのに、中國人はなぜこれほど神経質(zhì)になるのだろう」と投げ掛けた。
六つ目は、中學(xué)生の頃に學(xué)んだ地理の知識についてだ。私は、「太平洋の海流は時(shí)計(jì)周りで、海水の流れる方向から言うと、まず米國とカナダに向かってその後は中米方面に進(jìn)み、それからフィリピンと臺灣を経て最後に中國本土となる。米國とカナダに『世界の末日』という憂慮は見られず、歐州連合(EU)は福島産の海産物をすでに解禁した。であるなら、被害が最小のわれわれが何を恐れる必要があるのだろうか」と尋ねた。
七つ目の質(zhì)問になった時(shí)點(diǎn)で彼の怒りはもう収まっていた。しかし、それでも不信感をにじませながら、「『処理水は國際基準(zhǔn)に達(dá)していて放出しても海に影響を及ぼすことはない』というのが日本の言い分だ。ならばなぜ日本人は自分たちで飲まずに放出するのか」と言った。私はこれに「筋の通らない理屈で、常識を欠いた発言」と返し、「基準(zhǔn)を満たすように処理するのは飲むためではなく、環(huán)境汚染を減らすため。われわれの生活排水は処理を経て川に流され、最後は海に流れ込む。飲まないのは、こうした水が人間に極めて有害だという意味ではない。飲み水と生活排水は基準(zhǔn)が違い、全ての水が飲み水としてためておけるわけではない」と指摘した。
私のこの七つの説明で、彼の疑念はすぐに晴れた。そして彼は罵倒したことを私に謝罪した。(翻訳?編集/野谷)
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