2023年8月31日、仏國(guó)際放送局RFI（ラジオ?フランス?アンテルナショナル）の中國(guó)語(yǔ)版サイトは、中國(guó)経済の低迷が大きな地政學(xué)的リスクにつながる可能性があるとの見(jiàn)方を紹介する記事を掲載した。

記事は、米紙ニューヨーク?タイムズが24日に掲載した中國(guó)経済に関する評(píng)論記事を引用。中國(guó)がデフレと景気後退の危機(jī)に直面し、巨額の負(fù)債を抱え、生産性が低迷し、若者の失業(yè)率は20％を超えているほか、海外からの投資も激減し、成長(zhǎng)予測(cè)も下方修正される狀況で、新型コロナからの回復(fù)の期待も実現(xiàn)していないと指摘するとともに、長(zhǎng)期的な予測(cè)はさらに厳しく、中國(guó)の1人當(dāng)たりGDPが米國(guó)を超えることはなく、日本のような「失われた何十年」の二の舞いになりかねないとの見(jiàn)方が出ていると紹介した。

そして、世界銀行によると、中國(guó)はリーマンショックがあった2008年から21年にかけて世界の経済成長(zhǎng)率の40％以上を占めており、もし中國(guó)をデータから除外すれば、この期間の世界GDP成長(zhǎng)率は51％から33％に、1人當(dāng)たりGDPの成長(zhǎng)率は30％から12％に低下すると指摘?！袱猡分袊?guó)経済が衰退し、長(zhǎng)期にわたって停滯することになれば、世界の他の國(guó)々にとってもささいな問(wèn)題ではない」とした。

また、単に世界のGDP成長(zhǎng)率を押し上げただけではなく、中國(guó)は自國(guó)の繁栄を通じて世界経済を再建し、ビジネスと金融の中心地やインフラ建設(shè)のリーダー、世界的な貿(mào)易パートナー、そして需要のスポンジとなり、アジアや世界全體の製品の多くを吸収してきたほか、中國(guó)の製造業(yè)と都市化主導(dǎo)の発展モデルを模倣して成功した國(guó)もあれば、天然資源の輸出國(guó)として中國(guó)の繁栄に貢獻(xiàn)した國(guó)もあると指摘。それゆえ、中國(guó)の成長(zhǎng)率の鈍化と各種の深刻な內(nèi)部問(wèn)題は、世界経済の秩序と安定に対する挑戦であり、世界的な地政學(xué)的リスクにつながる可能性があるとの見(jiàn)方を伝えた。

その具體的なリスクについて記事はまず、中國(guó)経済の失速により「一帯一路」と密接な関係にある國(guó)など中國(guó)市場(chǎng)や投資への依存度が高い國(guó)々が窮地に陥る可能性が極めて高いとした。次に中國(guó)経済の苦境が國(guó)內(nèi)の緊張をさらに悪化させる可能性があり、習(xí)近平（シー?ジンピン）政権が國(guó)內(nèi)の危機(jī)から目をそらすために、より強(qiáng)硬な外交路線を選ぶ可能性もあると指摘し、「すでにその兆候はいくつか見(jiàn)られる」とした。

記事は最後に「結(jié)局のところ、中國(guó)経済の危機(jī)は現(xiàn)政権に起因するものなのだ。市場(chǎng)と資本の信頼不足は、政権への不信に端を発している。しかし、現(xiàn)在の中國(guó)の政治狀況を考えるとこれが解消されることは當(dāng)分ないだろうから、中國(guó)経済の苦境はさらに深まるだろう。世界はこれに備える必要がある」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/川尻）