2014年7月30日、米外交専門誌ナショナル?インタレストは「南シナ海における中國(guó)の5萬の秘密兵器」と題した記事を掲載した。中國(guó)の軍事的脅威は日に日に増し、南シナ海で領(lǐng)土を少しずつ削ぎ切って奪うような「サラミ戦術(shù)」が問題となっているが、ロイターは「中國(guó)最大の脅威は軍隊(duì)ではなく、無數(shù)の漁船だ」と指摘している。31日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

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中國(guó)は海洋権益をにらんだ領(lǐng)有権の主張にさまざまな戦略を巡らせているが、海警局所屬の公船による「小枝外交（small?stick diplomacy）」だけでなく、民間の漁船を使った「釣りざお外交」も行っている。中國(guó)の漁船は問題となっている海域で悪天候に見舞われたり、フィリピンやベトナムの巡視船と遭遇したりした場(chǎng)合、船內(nèi)に設(shè)置した衛(wèi)星機(jī)器システムを利用し、海警局と直接連絡(luò)を取って対応を求めているという。

中國(guó)獨(dú)自の衛(wèi)星測(cè)位システム「北斗」を利用した機(jī)器を漁船に搭載する費(fèi)用は、9割を政府が助成しており、船主の負(fù)擔(dān)は1割のみ。すでに5萬隻の漁船にこのシステムが搭載されており、政府の燃料費(fèi)補(bǔ)助を受け、政府のサポートを受けながら操業(yè)する中國(guó)の漁船は、今や領(lǐng)有権問題の最前線に位置する存在となっている。

現(xiàn)在、中國(guó)には約70萬隻の漁船が存在しているが、そのすべてが問題の海域に赴くことはあり得ないにしても、今後は政府のサポートを受ける漁船がさらに増える可能性がある。（翻訳?編集/岡田）