2023年9月8日、中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は、中國(guó)のネット上で自國(guó)の文化財(cái)返還を訴える「大英博物館から脫出」と題した動(dòng)畫(huà)が大きな注目を集めているとする、英メディアの報(bào)道を伝えた。

記事は、英BBCの6日付文章を紹介。文章は、中國(guó)で近ごろ、「大英博物館からの脫出」と題した3つの短編ビデオからなるシリーズが再生回?cái)?shù)を大きく増やし、大英博物館に対して文化財(cái)の返還を求める聲が高まっているとした。

そして、この動(dòng)畫(huà)シリーズが大英博物館に収蔵されている玉壺に命が吹き込まて人間の形になり、同博物館を脫出するストーリーで、中國(guó)のショート動(dòng)畫(huà)アプリ「抖音」（TikTok）で公開(kāi)されて2億9000萬(wàn)回再生されているほか、動(dòng)畫(huà)クリエイターも1週間で數(shù)百萬(wàn)人のフォロワーを獲得したと紹介した。

また、この玉壺は2011年に中國(guó)人蕓術(shù)家によって制作されたものであり、厳密な意味での文化財(cái)ではないとする一方、同博物館をめぐっては先月収蔵品2000點(diǎn)が「紛失、盜難、破損」していると報(bào)じられ、同博物館に対する圧力が高まっていると説明。動(dòng)畫(huà)シリーズは中國(guó)政府系のメディアからも強(qiáng)い支持を受けており、中國(guó)古代の絵畫(huà)や彫刻の登場(chǎng)人物に扮（ふん）する同様の作品を掲載するネットユーザーも出ていると伝えた。

その上で、中國(guó)社會(huì)ではここ數(shù)年、文化遺産とその帰屬が大きな関心事となっており、海外に持ち去られた中國(guó)の文化財(cái)の返還を求める聲も強(qiáng)まっていると紹介。昨年、高級(jí)ブランドのディオールが中國(guó)の伝統(tǒng)的なデザインのドレスを発表したところ、中國(guó)のネット上で「文化の流用だ」と強(qiáng)い反発が巻き起こったほか、今年の舊正月前後には、大英博物館を訪れた中國(guó)のネットユーザーが展示されている中國(guó)の文化財(cái)を見(jiàn)て「これらのコレクションはホームシックに違いない」と語(yǔ)る動(dòng)畫(huà)が中國(guó)のソーシャルメディアで拡散し大きな人気を集めたとしている。（翻訳?編集/川尻）