中國メディアの北京商報によると、中國では9月29日から10月6日までの國慶節(jié)連休とその前後の期間中の人気の海外旅行先として、日本に代わって韓國が浮上している。

旅客機(jī)利用の関連情報を提供する航旅縦橫によると、現(xiàn)在の航空券の予約狀況で、國慶節(jié)連休中の人気の海外渡航先はソウル、香港、東京、大阪、バンコク、シンガポール、マカオ、臺北、ロンドン、シドニーの順だ。中國最大の旅行プラットフォーム「攜程（Cトリップ）」によると、北京－ソウルの往復(fù)航空券は9月15日金曜日出発の場合は1953元（約3萬9000円）だが、9月29日金曜日出発の場合には5373元（約10萬8000円）に達(dá)した。

韓國旅行に人気が出ている理由は、比較的近くで航空運賃が比較的安価なことにあるという。韓國國內(nèi)の旅先としては、ソウル以外に済州島への人気が高いという。衆(zhòng)信旅遊集団の広報擔(dān)當(dāng)マネージャーの李夢然氏は、済州島の場合にはビザ不要で渡航でき、5年間有効のビザを申請することもできると指摘。手続きが簡素であることも、中國人観光客を引きつける理由の一つという。

韓國政府は中國を観光客の重要な「供給源」とみなしており、さまざまな施策を行っている。韓國政府?文化體育観光部は9月4日に、年末までに中國人観光客に対する電子ビザ発行手?jǐn)?shù)料を無料化すると発表した。同部はまた、中韓の航空便を増やすことなどで、年內(nèi)に中國人客200萬人に呼び込む計畫を発表した。

北京商報によると、今年の國慶節(jié)連休中には、海外旅行先が分散する傾向も見られる。衆(zhòng)信旅遊集団の李夢然マネージャーによると、「國慶節(jié)期間中のブルネイへのツアーの集客スピードは速かった。このほか、南アフリカ、エジプト、チュニジア、モロッコなど、よりニッチな目的地についての問い合わせが非常に多かった」と説明した。

中國國內(nèi)の旅先としては、9月23日から10月8日までアジア競技大會が開催される浙江省杭州市の人気が上昇している。オンライン旅行代理店の去哪児によると、國慶節(jié)連休中の中國國內(nèi)の人気旅先トップ10は、北京、杭州、成都、上海、長沙、重慶、西安、武漢、南京、広州の順だった。（翻訳?編集/如月隼人）