臺灣の俳優(yōu)リー?ホンチー（李鴻其）が9日（現(xiàn)地時間）、第80回ベネチア國際映畫祭で初監(jiān)督作品「愛是一把槍（Love Is a Gun）」により新人監(jiān)督賞の「ルイジ?デ?ラウレンティス賞」を受賞した。

リー?ホンチー監(jiān)督?主演の「愛是一把槍」は今回、「批評家週間」にノミネートされていた作品。臺灣の地方の町で暮らす青年「サツマイモ」が、刑務(wù)所から出所したのち、つきまとう過去のしがらみに迷いつつ新たな人生を模索する物語となっている。

ベネチア國際映畫祭の新人監(jiān)督賞「ルイジ?デ?ラウレンティス賞」は、部門を問わず全上映作品の中から、長編映畫の初監(jiān)督作品を?qū)澫螭趣筏郡猡?。同賞が1999年にスタートして以來、臺灣映畫が受賞するのはこれが初めて。また臺灣映畫としてはツァイ?ミンリャン（蔡明亮）監(jiān)督の「郊遊＜ピクニック＞」が2013年に審査員大賞を受賞して以來、ベネチアで10年ぶりの受賞となった。

33歳のリー?ホンチーは、15年に映畫「酔．生夢死」で臺灣金馬奨の最優(yōu)秀新人賞、臺北映畫祭の最優(yōu)秀主演男優(yōu)賞を受賞し注目された。その後、17年の中國映畫「解憂雑貨店（ナミヤ雑貨店の奇蹟）」などに出演し、19年にヒットした中國ドラマ「Go！Go！シンデレラは片想い」では主人公の親友シャオミー役を好演し人気を集めた。

リー?ホンチーによると、「愛是一把槍」は新型コロナの影響で俳優(yōu)の仕事が少なくなった時期、構(gòu)想が浮かんで著手した作品。受賞に當たっては自分を信じてずっと力になってくれたスタッフや関係者、そして家族に向けて感謝の言葉を述べている。なお、「愛是一把槍」は今年12月に臺灣で劇場公開を予定している。（Mathilda）