2023年9月18日、捜狐に、中國における新エネルギー自動車用電池のリサイクル産業(yè)をめぐる狀況を考察する文章が掲載された。

文章は動力用電池の平均壽命が5～8年と予測されており、中國では初期に登場した新エネ車が廃車のピークを迎えようとしていると紹介。22年末までに合計51萬臺の新エネ車とともに、24萬1000トンの動力用電池が廃棄されたとし、バッテリーのリサイクル問題は、ますます緊急性を増していると伝えた。

一方で、動力電池の回収率は高くないのが現(xiàn)狀で、國務院発展研究センターの調(diào)査報告によると、23年現(xiàn)在で中國の新エネルギー車用動力電池の標準リサイクル率は25％以下だと指摘。新エネー車の廃車臺數(shù)が増加する一方で動力用電池リサイクル産業(yè)がまだ未成熟である中、動力電池用リサイクル産業(yè)が「ブルーオーシャン」として注目されているとした。

そして、18年に年間2160社だった電力用電池リサイクル関連企業(yè)の新規(guī)登録は、22年には年間3萬8000社に増え、業(yè)界の累計企業(yè)數(shù)は7萬8000社以上に達したと紹介。広東省東莞市の自動車リース會社の擔當者が「2015年に1臺5萬元（約100萬円）ほどで購入した電気自動車11臺が、7年経過して十分なメンテナンスができなくなったため廃車にしたところ、バッテリーだけで1臺あたり1萬元（約20萬円）余りで売れた」と語ったことを伝えた。

また、動力用電池のリサイク産業(yè)には個人経営の企業(yè)だけでなく、寧徳時代などの電池メーカーや、ガンフォンリチウムなどのリチウム鉱山會社、さらには自動車メーカーも參入していると伝える一方で、業(yè)界がまだ初期段階にある中で突然あまりにも多くのプレーヤーが參入したことで混亂も発生していると指摘。業(yè)界の規(guī)範やリサイクルシステムの確立が進んでいないことが大きな問題であり、使用済み電池の75％が個人経営企業(yè)など信頼が不十分な企業(yè)に流れており、電池が再利用できるレベルなのかを知らずに回収するケースが往々にして存在するとした。

記事は、動力電池を分解すると、廃ガス、廃水などの環(huán)境汚染物質(zhì)が発生するため、関連業(yè)者は各種関連資格を取得する必要があるにもかかわらず、多くの個人経営者は利益のみを追い求めて無秩序に回収、分解作業(yè)を行っていることから、安全面、環(huán)境面でも大きなリスクを抱えているのが業(yè)界の現(xiàn)狀だと指摘した。そして「業(yè)界への參入の敷居を高めると同時に、監(jiān)督を強化し、標準化された管理と効果的な監(jiān)督で業(yè)界の発展環(huán)境を整えることが、中國の動力用電池リサイクル業(yè)界が現(xiàn)在直面している主な課題であることは明らかだ」と論じた。（翻訳?編集/川尻）