2023年9月20日、仏國(guó)際放送局RFI（ラジオ?フランス?アンテルナショナル）の中國(guó)語(yǔ)版サイトは、「なぜ米國(guó)は日本に宇宙軍を創(chuàng)設(shè)しようとするのか」と題した文章を掲載した。

文章は、さまざな関係筋の情報(bào)として、米軍が近いうちに日本に新たな宇宙軍司令部を新設(shè)し、日米韓合同の宇宙軍システムを完成させて、宇宙の軍事利用を拡大する中國(guó)や核ミサイル開(kāi)発を続ける北朝鮮に対処する計(jì)畫(huà)だと伝えた。

そして、日本メディアの報(bào)道として「在日宇宙軍」はハワイに本部を置く米インド太平洋宇宙軍の下部組織であると伝えたほか、米軍が2019年に宇宙軍を設(shè)立し、22年11月にはインド太平洋宇宙軍を創(chuàng)設(shè)し、同12月には在韓米軍でも宇宙軍を立ち上げたと紹介。今年8月に米國(guó)で開(kāi)催された日米韓首脳會(huì)談では3カ國(guó)が宇宙安全保障に関する対話を推進(jìn)し、指令センターを設(shè)立して3カ國(guó)の協(xié)力を推進(jìn)することで合意したとしている。

その上で、米國(guó)が急ピッチで「在日宇宙軍」創(chuàng)設(shè)を進(jìn)める理由を考察。まず1つ目として、朝鮮半島、臺(tái)灣海峽、東シナ海など日本の周辺有事に備える必要がある中で、米空母打撃群が中國(guó)の長(zhǎng)距離ミサイルによる精密攻撃に苦しむ可能性がある點(diǎn)を挙げた。

文章は、現(xiàn)在中國(guó)が米空母戦闘群を効果的に攻撃するため、対艦弾道ミサイル「DF-21D」と「DF-26D」を開(kāi)発、配備しており、DF-21Dは米國(guó)が開(kāi)発したGPS（全地球測(cè)位システム）を使わず、中國(guó)獨(dú)自の北斗衛(wèi)星航法と測(cè)位システム、そして獨(dú)自の慣性ジャイロスコープと機(jī)載コンピューターによる制御を?qū)g現(xiàn)していると指摘。インド太平洋地域における米國(guó)の宇宙監(jiān)視ネットワークはデータが限られているため、日本の宇宙監(jiān)視態(tài)勢(shì)と監(jiān)視能力を活用する必要があり、在日宇宙軍の創(chuàng)設(shè)が宇宙を含む多くの分野における日米協(xié)力の円滑化につながるとした。

また2つ目の理由として、中國(guó)やロシアなどによる衛(wèi)星撃墜や大量の人工衛(wèi)星打ち上げに対処する必要性を指摘?，F(xiàn)在、中國(guó)とロシアは他國(guó)の宇宙利用を妨げ、宇宙における軍事的優(yōu)位性を確保するために、衛(wèi)星の機(jī)能を排除する作戦を開(kāi)始したという報(bào)道があるとし、中國(guó)は07年1月11日に地球上空865キロの軌道上にあった廃棄気象衛(wèi)星「風(fēng)雲(yún)1號(hào)」の撃墜に成功していることを紹介した。そして、米國(guó)が日本の宇宙航空研究開(kāi)発機(jī)構(gòu)（JAXA）と協(xié)力して、中國(guó)が発射する可能性のある「人工衛(wèi)星除去ミサイル」を的確に監(jiān)視し、適時(shí)に迎撃する體制を整えるだろうと予測(cè)した。

さらに3つ目の理由として、北朝鮮のミサイル発射、核兵器発射に関する日米韓3カ國(guó)の情報(bào)共有強(qiáng)化に言及。ロシアのプーチン大統(tǒng)領(lǐng)が13日、アムール地方の発射場(chǎng)で北朝鮮の金正恩（キム?ジョンウン）朝鮮労働黨総書(shū)記と會(huì)談し「北朝鮮の人工衛(wèi)星開(kāi)発を支援する」と述べたことに觸れ、今後発展することが予測(cè)される中國(guó)、北朝鮮、ロシアの共同による宇宙戦略や宇宙利用に対応すべく日米韓共同による宇宙軍の設(shè)立を進(jìn)めているのだと伝えた。（翻訳?編集/川尻）