2023年9月20日、中國メディアの紅星新聞は、中國高速鉄道車內(nèi)での禁煙を訴える動畫に女性のみが起用されていることについて、ネット上で批判の聲が出たと報じた。

【その他の寫真】

記事によると、高速鉄道の乗務(wù)員の制服を著た若い女性が、高速鉄道の車內(nèi)やカウンターで喫煙するという間違った行動とともに、列車停車後にホームの喫煙所に行ってたばこを吸うという正しい行動を示す動畫がネット上で拡散した。車內(nèi)は禁煙で、停車後に喫煙所でたばこを吸うよう啓発する動畫にもかかわらず、一部のネットユーザーから「なぜ禁煙を訴える動畫に女性だけを起用したのか」「女性がわざとふてくされた表情をしている。女性蔑視ではないのか」といった不満や批判の聲が數(shù)多く寄せられたという。

その後、この動畫は最近撮影されたものではなく、約1年前の2022年10月9日にネット上で公開されたものであり、近ごろあるネットユーザーがSNSに転載したところ拡散したものだったことが判明。動畫の制作者は鉄道関連部門ではなく、民間の職業(yè)技能訓(xùn)練學(xué)校として20年に設(shè)立された広州萬通交通城軌學(xué)院が撮影したもので、同學(xué)院では都市鉄道の輸送マナー、交通運営技術(shù)などに関する研修、教育が行われているという。

同學(xué)院の職員は「関連する苦情は受けていないが、ネットユーザーからの聲については學(xué)校としても注視しており、どう対応するか検討中だ」とコメントするとともに、撮影に參加しているのは本物の高速鉄道職員ではなく、同學(xué)院の學(xué)生であると説明した。

さらに、なぜ女性だけを出演させたのかについて同學(xué)院側(cè)が「きれいな女子學(xué)生を選んだというだけで、他の意図はない。他に撮影した多くのビデオは男女の學(xué)生が一緒に映っている」と説明し、「女性を醜悪化している」との指摘に対しては「動畫撮影本來の狙いではないし、女性をないがしろにする表現(xiàn)もしていない」と否定した。

記事によると、同學(xué)院は短編動畫プラットフォームのアカウントを通じて467件の動畫作品を公開しており、そのうち大半は同學(xué)院の學(xué)生が乗客や乗務(wù)員による誤った行動、正しい行動を?qū)g演するもので、多くの作品では男女の學(xué)生が一緒に出演しているという。（翻訳?編集/川尻）