2023年9月29日、仏國際放送局RFI（ラジオ?フランス?アンテルナショナル）の中國語版サイトは、中國とアフリカの関係が転換點(diǎn)を迎えているとする仏メディア記者のコラムを紹介する文章を掲載した。

文章は、仏紙ル?モンドの記者が28日に発表したコラム記事の中で、アフリカ大陸に対する中國の融資額が過去20年間で最低水準(zhǔn)に落ち込んでおり、一般的に資金不足と債務(wù)増加に直面しているアフリカ諸國は、中國との関係において転換點(diǎn)を迎えていると指摘したことを紹介した。

そして、この記者が「中國の習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席は8月末にBRICS首脳會議に出席するため南アフリカを訪れたほか、アフリカ大陸に対する友好的な発言を繰り返している。西側(cè)諸國との競爭が激化している現(xiàn)在、アフリカを中國と「グローバル?サウス」との同盟関係を構(gòu)築する戦略的な場所と見なし続けているのだ」とする一方で、これまでインフラ建設(shè)を目的として莫大な資金援助をアフリカで行ってきた中國が2016年を境に援助額を減らしており、22年にはこの20年で最低の9億9400萬ドル（約1480億円）にとどまったと指摘するとともに、「歐米諸國から見れば、中國の融資縮小は間違いなく良いことだ。長年にわたり、歐米諸國は中國の融資を不透明な上に過剰だと批判し、脆弱な國に莫大（ばくだい）な負(fù)債を抱えさせ、返済できなければ戦略的資産を差し押さえるという『債務(wù)の罠』を仕掛けてきと非難してきた」と評したことを伝えた。

その上で、この記者が「西側(cè)の批判の一部は行き過ぎだ。破綻の危機(jī)にひんしているアフリカ諸國で、重要なインフラが中國の管理下に置かれてはいない。そして、中國はアフリカ諸國の負(fù)債に責(zé)任を負(fù)う唯一の國ではない」と指摘したほか、債務(wù)危機(jī)がアフリカ大陸全體に広がることは、自國の評判を落とすことにつながるため中國政府が望んで「罠」を仕掛けることは考えられないとの認(rèn)識を示したとしている。

文章はさらに、この記者が「現(xiàn)在、アフリカの約20カ國が債務(wù)超過または破産に近い狀態(tài)にある。この狀況における中國の役割は、中國とアフリカの関係の將來にとって決定的なものになるかもしれない」と論じ、1990年代後半の西側(cè)諸國による債務(wù)救済プログラムでは「少なすぎる、遅すぎる」との批判が噴出し多くの人々の生活が苦しくなったとした上で「アフリカでの立ち位置を見直したいが、アフリカから離れたくもない中國にとって、これは考慮に値する歴史の教訓(xùn)だ」と述べたことを紹介した。（翻訳?編集/川尻）