飲食店で「食器代」を請求された大學生、食事後に食器を持ち帰る―中國

Record China    2023年10月6日(金) 19時0分

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2日、中國メディアの騰訊網(wǎng)によると、中國の飲食店で「食器代」を請求された利用客が食器を持ち帰ったことをめぐり、ネット上で議論が起こった。

2023年10月2日、中國メディアの騰訊網(wǎng)によると、中國の飲食店で「食器代」を請求された利用客が食器を持ち帰ったことをめぐり、ネット上で議論が起こった。

記事によると、山東省淄博市でこのほど、飲食店で「食器代」を請求された大學生が食事後に食器を持ち帰ったことをSNS上で明かして注目を集めた。大學生は「これまで食器代を取る店に遭遇したことはなかったので、食器代を払えと言われて驚いた。ネットで調べたら飲食店が食器代を請求するのは違法ということだった。食器代を支払ったということは食器を買ったことになると思った」と語った。店員に聞いたところ、過去に6人が食器を持ち帰ったことがあると説明したという。食器は1つあたり1元(約20円)だったそうだ。

中國のメディアはこれまでにも飲食店で食事する際に店側が食事代以外の料金を請求するケースについて注目しており、席代、食器代、個室最低消費額などの名目で多くの人が「謎の費用」を支払ってきたという。記事は、専門家がこれらの費用について「店側のステルス課金、強制消費行為」と指摘し、個室最低消費額の設定が法令により禁止されているほか、食器代や包裝代、席料なども禁止する法令こそないものの「店側が主體的に告知をせず精算時に強制的に徴収すれば、消費者の知る権利や自主選択権、公平な取引権などの合法的な権利と利益を侵犯することになる」との見解を示した。

飲食店の食器を持ち帰った大學生の行動についてネット上では、「ずっとそうしたいと思っていたことをよくやってくれた」といった稱賛の一方で、「スッキリしたけど、それが正しいとは思わない」と違和感を示す聲も寄せられた。(翻訳?編集/川尻

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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