発電大手の中國長江三峽集団（三峽集団）は4日、中國で最も標高が高い場所にあるチベット措美哲古風(fēng)力発電所の全25臺の風(fēng)力発電機がフル稼働し、全容量送電を開始したと発表しました。

チベット措美哲古風(fēng)力発電所は、チベット自治區(qū)山南（ロカ）市措美（ツォメ）県の哲古鎮(zhèn)に位置しています。風(fēng)力発電機は標高5000?5200メートルの高地に設(shè)置されており、総発電容量は72．6メガワット、計25臺の風(fēng)力発電機が配置されています。そのうち、最大の単一ユニットの発電容量は3．6メガワット、インペラ（羽根車）の直徑は160メートル、風(fēng)車の中心から地上までの高さは90メートルに達します。これは現(xiàn)在、中國の超高度地域で稼働する?yún)g一ユニットのうち発電容量が最大のものであり、地域の風(fēng)力資源の利用効率を効果的に高めることができます。　

現(xiàn)在、チベット自治區(qū)のエネルギー構(gòu)造は水力発電と太陽光発電が中心で、「夏は十分だが冬は不足、晝は十分だが夜は不足」という特徴があります。

冬の渇水期に水力発電の供給が逼迫する中、措美哲古風(fēng)力発電所によって水力発電をある程度補完することが可能となります。風(fēng)力発電所がフル稼働すれば、年間発電量は2億キロワット時を超え、周辺の約14萬世帯の年間電力使用量を満たすことができます。（提供/CRI）