Record China 2023年10月15日(日) 7時0分
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9日、観察者網は、日本で電線の地中化が進まない理由について考察する文章を掲載した。
2023年10月9日、観察者網は、日本で電線の地中化が進まない理由について考察する文章を掲載した。
文章は、日本では道路に電柱が立ち並び電線の「クモの巣」が道路の上を覆っていると紹介。國際社會では現(xiàn)在、電線の地中化がが主流であり、ロンドンやパリ、香港では地中化率が100%に達しているほか、発展途上國であるインドネシアの首都ジャカルタでも35%まで地中化が進んでいるとする一方、日本では東京23區(qū)で8%、大阪市は6%と非常に低い地中化率にとどまっており、しかも毎年7萬本の電柱を増やそうとしていると伝えた。
その上で、送電線を地上に設置する一番の理由はお金の問題だと指摘。電柱を立てるのにかかる費用は1本當たり約30萬円であるのに対し、日本での電線地中化費用は1キロメートル當たり3億5000萬円と言われており、國土交通省も財政的な制約から大規(guī)模な電線の地中化を進められないことを認めているとした。
また「お金の問題が解決したとしても工事を始めるのはそう簡単ではない」とし、電力會社や通信會社、地権者、近隣住民、商店の同意を得なければ地中化に著手することができず、関係者による協(xié)議は往々にして費用負擔の問題や、道路工事による営業(yè)への影響などから難航し、プロジェクト自體が頓挫してしまうと説明。わずか400メートルの地中化を完成させるのに7年かかったこともあるとした。さらに、大金をかけて地面を掘り返してケーブルを埋設するよりも、電柱を立てた方が安上がりなだけでなくメンテナンスも簡単でコストがかからないというメリットがあると紹介している。
文章は一方で、日本が地震や臺風の多い國であり、地震が起きれば電柱が倒壊して「兇器」となり、露出した電線に觸って感電死する危険も生じると指摘。今年9月上旬に日本に接近した臺風13號では千葉県を中心に約8000世帯が停電したと伝え、これらのリスクや被害は電線を地中化することで回避可能であるとしたほか、道路を広く使えて交通事故や通行トラブルのリスクが減るほか、街の景観も格段に良くなるなど地中化のメリットを列挙した。
その上で、數々のメリットがありながらも日本ではケーブルの地中化は簡単なことではないとし「日本では何よりも手順、プロセスを踏むことが大事なのだ」と結んでいる。(翻訳?編集/川尻)
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