米ラジオ?フリー?アジア（RFA）の中國語版サイトは13日、中國広東省を拠點に全國で不動産事業(yè)を展開する碧桂園（カントリー?ガーデン）の創(chuàng)業(yè)者である楊國強(qiáng)氏と、娘で事業(yè)を引き継いだ楊恵妍氏が、外部への資金移動の疑いで、広東省當(dāng)局の実質(zhì)的なコントロール下に置かれているとする説が、経済ジャーナリストの間で広まり始めていると報じた。

中國不動産開発大手の碧桂園をめぐっては、不動産市況の悪化を受け、資金繰り難に陥っていると報じられ、同社は10日、オフショアの支払い義務(wù)について、期限內(nèi)または猶予期間內(nèi)に全てを履行できない可能性があると明らかにした。

RFAによると、深センのある弁護(hù)士は、楊氏父娘について、當(dāng)局の監(jiān)視下に置かれている可能性が高いが、詳細(xì)は不明だと語った。

碧桂園が「シンガポールに隣接する森林都市」として大々的に宣伝したマレーシアでのスーパーアパートメント計畫は、著工から8年が経過しても未完成で、多額の損失を被り、國內(nèi)の多くのプロジェクトにも影響が出ている。

中國社會科學(xué)院工業(yè)経済研究所に所屬するジャーナリストは、匿名を條件にRFAの取材に応じ、「楊氏父娘が検挙されるかどうかについてはなんとも言えないが、出入國制限を含む一定程度のコントロール下に置かれる可能性が高い。不動産管理サービスの碧桂園服務(wù)のオーナーである楊恵妍氏による今年7月の同社株59億元（約1180億円）相當(dāng)の公益団體への寄付は、非常にデリケートな問題だ。少なくとも、困難な狀況下でこれを行うことは、當(dāng)局によって実質(zhì)的な外部への資金移動とみなされる可能性がある」と語った。

一方、広州市政府関係者は「デマの可能性が高い。少なくともわれわれは誰もそれについて聞いていない」としている。碧桂園はRFAの電子メールによる問い合わせに回答しなかった。碧桂園のメディア対応を擔(dān)當(dāng)するオグルヴィの顧問はRFAの取材に対し、本件については何も聞いていないとコメントした。（翻訳?編集/柳川）