獨(dú)メディアのドイチェ?ヴェレ（中國語版）は17日、「ロシアが平和の使者に？」と題し、イスラエルとハマスの衝突に関する中露の立場について報じた。

ロシア當(dāng)局は16日、プーチン大統(tǒng)領(lǐng)がイスラエルのネタニヤフ首相と電話會談し、「民間人が犠牲となるあらゆる行動を非難する」「ガザ地區(qū)での人道危機(jī)を防ぐため問題解決を支援する用意がある」と表明したことを発表。外交的手段を通じて紛爭を終結(jié)させ、和平合意を?qū)g現(xiàn)するのがロシアのスタンスだと強(qiáng)調(diào)した。

一方で、イスラエル側(cè)のプレスリリースによると、ネタニヤフ首相はプーチン氏に対し「ハマスが壊滅するまでガザ地區(qū)への攻撃をやめることはない」と伝えたという。

記事は、「中國やロシアが停戦の仲介役を買って出ている」と指摘。ロシアが國連安全保障理事會で「バランスのとれた非政治的な停戦」を求める決議案を提出したこと、ロシア當(dāng)局が「パレスチナ、イラン、エジプト、シリアらと即時停戦と人道主義的な休戦、緊急支援を行うことで一致した」としていること、プーチン氏が「獨(dú)立したパレスチナ國家をつくり、イスラエルと平和的かつ安全に共存するため、國際法に基づく政治プロセスを再開すべき」と述べたことを紹介した。

一方、ロシアのこうした動きについて、ロイターが「この危機(jī)はある意味で世界の目をロシア?ウクライナ戦爭からそらさせ、ロシアに中東諸國と緊密な関係を作り、自らに平和、冷靜というイメージを付ける機(jī)會を提供した」と指摘したことを伝えた。

また、「ロシアの主張は中國の立場とも類似している」とも言及し、中國當(dāng)局が衝突収束の活路は獨(dú)立したパレスチナ國家の樹立にあるとしていることや、停戦や人道危機(jī)の緩和など情勢のクールダウンを呼び掛けていることに言及。これについて獨(dú)紙ディ?ヴェルトが「中國が中東で仲介者を演じる“偽中立”の裏にある真の狙いは、自らの経済的利益を守ることだ」と論じたことを伝えた。（翻訳?編集/北田）