2014年8月5日、米華字メディア?多維新聞は新疆ウイグル自治區(qū)の張春賢（ジャン?チュンシエン）黨委書記が明らかにした同自治區(qū)に関する新政策について報(bào)じた。それによると、現(xiàn)在ウイグル族に與えられている一人っ子政策上の優(yōu)遇が今後取り消され、漢民族と同様の政策が適用されることになるとみられる。

【その他の寫真】

ウイグル族に対する新政策の概要は7月31日に中國(guó)共産黨機(jī)関紙「求是」で発表された。新政策は習(xí)近平（シー?ジンピン）國(guó)家主席が描いたウイグル族に対する方針を張黨委書記が詳細(xì)に解説したもので、全文の4分の1は新疆ウイグル自治區(qū)南部地區(qū)に居住するウイグル族に関する政策で占められている。

ウイグル族が集中する同自治區(qū)南部地區(qū)はテロ活動(dòng)が頻発する主戦場(chǎng)となっており、その特殊性について、張黨委書記は「自然條件が厳しく、就業(yè)條件も悪く、人口は単一で構(gòu)成され、住民の苦労はかなり多い。南部地區(qū)4州の人口1人當(dāng)たりの國(guó)內(nèi)総生産（GDP）は、自治區(qū)全體の平均の45％にも達(dá)していない。また、農(nóng)村の貧困人口は自治區(qū)全體の85％を、農(nóng)村の余剰労働力は自治區(qū)全體の63％を占めている」と指摘している。

新政策の中でも特に注目を集めたのは、「各民族平等の生育政策を?qū)g施し、生育の水準(zhǔn)を引き下げ、適度に安定させる」という項(xiàng)目で、これまで実施してきた少數(shù)民族優(yōu)遇の一人っ子政策から転換し、ウイグル族を漢民族と同等に扱うことを意味するとみられる。

一人っ子政策は中國(guó)政府が80年代に開始した人口抑制政策だが、全國(guó)一律の內(nèi)容ではない。少數(shù)民族の夫婦に対しては子供を4人まで認(rèn)める、一人っ子政策の対象としないなど、それぞれの地域で獨(dú)自の調(diào)整が行われている。

新疆ウイグル自治區(qū)については、03年に施行された「新疆ウイグル自治區(qū)の人口と計(jì)畫生育條例」によると、都市部の漢民族に認(rèn)められている子供は1人だけだが、少數(shù)民族は2人まで認(rèn)められている。また、農(nóng)牧民に関しては、漢民族は子供2人まで、少數(shù)民族は子供3人までとなっており、少數(shù)民族は漢民族よりも優(yōu)遇されている。

しかし、新政策では少數(shù)民族であるウイグル族は生育政策上でこれまでのように優(yōu)遇を受けられず、漢民族と同等の扱いを受けることになる。これについて、専門家は「新疆ウイグル自治區(qū)における社會(huì)問題の客観的な存在を考慮し、全面的な代替案を考慮すべき」と指摘している。（翻訳?編集/HA）