香港メディアの香港01は10月30日、中國人女性が香港の地下鉄に乗車した際に目撃したある光景に驚いたと報じた。

記事によると、女性は中國のSNS?小紅書（RED）に「これが香港人の素養(yǎng)か？」と題した文章を投稿。女性が地下鉄に乗っていたところ、向かいの座席の上に10香港ドル（約190円）札が1枚落ちていたものの、誰も拾って自分のものにする人がいなかったと香港人の素養(yǎng)を稱賛し、「（誰も拾う様子がないので）私は拾いたかったけど手が出せなかった」とつづった。

この投稿に、他のユーザーからは「変な気は起こすな。君のものではない」「もし拾ったのなら必ず警察に屆けなさい」「わざと落として拾ったところで難癖をつける輩がいるから拾わない方がいい。額が大きければ駅係員に屆け出よう」「素養(yǎng)というよりも、怖くて拾えないのかもしれない」といったコメントが寄せられたという。

記事は「香港の『竊盜罪條例』では拾得物を?qū)盲背訾胜い长趣膺`法であり、有罪判決を受ければ禁固10年に処せられる可能性がある」と解説している。（翻訳?編集/北田）