2023年10月30日、香港メディア?香港01は、タイが中國から潛水艦の購入を斷念する代わりにフリゲート艦を購入する意向を示したと報(bào)じた。

記事は、タイのスティン國防相が20日に中國製のS26T潛水艦の購入計(jì)畫を中止すると発表したことを紹介。EUの対中武器輸出規(guī)制により、中國の造船業(yè)者が潛水艦用のドイツ製MTU396ディーゼルエンジンを調(diào)達(dá)できなくなったためだと伝えた。

そして、地元メディアの報(bào)道としてタイが潛水艦の代わりにフリゲート艦を購入することを決めたと伝え、価格は140億バーツ（約580億円）と潛水艦より5億バーツ（約21億円）高いもののスティン國防相が「中國とタイの戦略的協(xié)力関係や貿(mào)易関係を考慮すると、計(jì)畫を完全に中止するのではなく、調(diào)整することが最善だ」と語ったことを紹介した。また、セター首相が10月に北京で中國の李強(qiáng)（リー?チアン）首相と會談し、フリゲート艦を購入するというタイの提案に李首相が同意したとしている。

その上で、タイメディアが一部アナリストの見解として「潛水艦からフリゲート艦へのスイッチは、中國をなだめるためのタイ政府の外交的な動きであるとともに、タイが他國とより費(fèi)用対効果の高い潛水艦購入の交渉をするための時間稼ぎでもある」と報(bào)じていることを紹介した。

記事は、タイが1938年に日本から4隻の小型潛水艦を購入し、51年に退役して以降70年以上潛水艦がない狀況が続いていると指摘。1995年には海軍がスウェーデンから2隻の潛水艦を購入する許可を政府に求めたものの、當(dāng)時の政権が高価格を理由に認(rèn)めず、2010年にも海軍がドイツから中古潛水艦6隻の購入を提案するも政府から承認(rèn)されなかったとした。そして17年にプラユット政権が中國からS26T潛水艦を135億バーツで購入することを承認(rèn)し2024年に引き渡される計(jì)畫だったほか、19年にもさらに2隻の潛水艦を225億バーツ（約936億円）で購入することを承認(rèn)したと伝えた。

バンコク?ポスト紙によると、タイでは水陸両用造船所、潛水艦造船所、潛水艦基地、修理工場、試験施設(shè)、通信システムなど、潛水艦計(jì)畫に関連する多くのプロジェクトがすでに進(jìn)行中であるため、フリゲート艦への転換計(jì)畫は海軍にかなりのインフラ建設(shè)上の問題を引き起こす可能性があるという。（翻訳?編集/川尻）