中國湖北省にある病院の院長が「出生証明」を売ってもうけていたとの話題が、中國SNSの微博（ウェイボー）で関心を集めた。

河南電視臺の微博アカウント?都市報道の6日の投稿によると、問題の病院は湖北省襄陽市にある襄陽健橋醫(yī)院。同アカウントは「これが誘拐された子どもが見つかりにくいという問題の答えなのかもしれない」と述べて、1カ月余りにわたる調(diào)査で出生証明の転売を行う仲介者から「9萬6000元（約200萬円）で本物の出生証明の手続きができる。支払いは戸籍登録をした後で構(gòu)わない」との話があったことを伝えた。

この仲介者が紹介したのが襄陽健橋醫(yī)院で、院長自ら関與する中、名前など関連情報を提供するだけで「バーチャルな子」の出生証明が出來上がった。偽造された母親のカルテや子どものワクチン手帳の登録までできたという。

9萬6000元のうち6萬6000元（約140萬円）は院長の取り分、殘りは分娩室の職員が分け合うといい、同アカウントは重い罪に問われる認(rèn)識を持ちながら院長がこうした行為を行っていることも伝えた。

一方、澎湃新聞は6日付記事で、襄陽市衛(wèi)生健康委員會が公安當(dāng)局と合同で調(diào)査に乗り出したと報じた他、院長に繰り返し電話をかけるもつながらない狀況だと説明している。

微博では「徹底的に調(diào)査をしてこうした金銭ルートを斷ち切ってほしい。全ての親が子どもと平穏に暮らせますように」という聲に多くの支持が集まっており、他にも「恐ろしすぎる」「今時こんなことが？」「他の病院に同じ狀況はないのだろうか」などの聲が上がっている。（翻訳?編集/野谷）