2023年11月7日、華字メディアの日本華僑報網(wǎng)は、「日本のホタテが中國に入れず、刑務(wù)所にも拒絶された」との文章を掲載した。

文章は、北海道の特産品であるホタテについて、人手不足と人件費(fèi)の高騰のためこれまで中國に輸送し、処理?加工した後歐米に輸出されていたと紹介。22年に日本が中國に輸出したホタテ14萬3000トンのうち9萬6000トンが冷凍の殻付きであり、その4萬トン近くが中國で殻を剝いで加工された後歐米に輸出されたと伝えた。

その上で、今年8月に日本政府が福島第一原子力発電所の汚染処理水海洋放出開始を受けて中國が日本産水産物の輸入全面停止したことで、殻つきホタテを中國で加工して歐米に輸出することができなくなり、北海道では現(xiàn)在輸出できないホタテが倉庫に何層にも積み重なっていると紹介した。

そして、日本メディアが先日、日本政府がホタテの殻剝ぎ作業(yè)を刑務(wù)所の受刑者に行わせることを検討していると報じたことを紹介。物議を醸したことから日本政府は加工作業(yè)を刑務(wù)所で行うのではなく、適格な受刑者を何人か選び、刑務(wù)所の外の加工場で作業(yè)させると補(bǔ)足説明したものの、「米國とカナダは、受刑者が加工したホタテやその他の水産物の受け入れを拒否している」と伝えた。

文章は、刑務(wù)作業(yè)によって殻を剝いだホタテの輸出が難しいと判斷した日本政府が、ベトナムやインドネシアに加工工場を設(shè)ける検討を始めたと紹介する一方、実際に建設(shè)して稼働するまでには時間がかかり、その間に北海道でうず高く積まれた冷凍ホタテがダメになってしまうと指摘。難しい狀況の中で、宮下一郎農(nóng)水相が10月27日からホタテの加工を行う日本國內(nèi)企業(yè)に補(bǔ)助金を支給し、新たに作業(yè)に従事する労働者に1人當(dāng)たり月額5萬円、既存の労働者にも月額3萬円の職務(wù)手當(dāng)を支給すると発表したことを伝えた。

その上で「この雇用補(bǔ)助金によって、短期間であれば労働力への新規(guī)參入者をある程度呼び込むことができるかもしれないが、実際に日本政府はいつまで持ちこたえることができるのだろうか？」と疑問を呈した。（翻訳?編集/川尻）