中國?福建省廈門（アモイ）市の飲食店が10元（約210円）のバイキング（食べ放題）を提供し、大人気になっている。しかし、あまりの安さから地元當(dāng)局から抜き打ちの検査を受けたという。中國メディアの毎日経済新聞が15日付で伝えた。

【その他の寫真】

報道によると、同市思明區(qū)にある同飲食店は今年4月に営業(yè)許可証を取得して開店?，F(xiàn)在、市內(nèi)に3店舗を展開しており、晝食、夕食時には大人気で満席狀態(tài)が続いている。豚肉や野菜を中心とした料理をバイキング形式で提供しているという。

利用客からは「おいしかった。本當(dāng)に10元しかかからなかった。とんでもない料金だよ」と驚きの聲が上がり好評だが、一方でネット上では食材の仕入れが合法か、品質(zhì)は保たれているか、衛(wèi)生面に問題はないかなどに関心が寄せられている。

このほど、同區(qū)の市場監(jiān)督管理局が同點(diǎn)に検査に入ったところ、一部食材の仕入れ表などに不備があることが判明。局員は「もし食材が不合格となった場合、その仕入れ元をたどることができない」として、改善を求めた。

同店では食堂の隣にある別の建物內(nèi)のキッチンで加工が行われていたが、食堂に運(yùn)搬する過程で料理が密閉されていない、溫度管理がされていないという點(diǎn)も問題視された。また、ハエよけの數(shù)が足りない、一部の調(diào)味料に蓋がない、油汚れで滑りやすいなどの點(diǎn)も指摘されたという。

一方、中國のネットユーザーからは「この店は普通の店よりよっぽど清潔だと感じたけどな」「安すぎるから目を付けられたのかな」「明日にでも行きたいわ」「近くの農(nóng)家から仕入れて加工してすぐ提供。間に業(yè)者が入らないから安く出せるし、もしかしたらより新鮮かもしれない」「私は以前飲食店を出していたが、近くの農(nóng)家からその場で買い付けていたから仕入れ表なんてなかった。それでも問題を起こしたことは一度もない」との聲が上がった。

一方で、「実際に問題が起きなくても（仕入れ表の不備は）違反は違反だから仕方ない」「局員は規(guī)定に沿って調(diào)査するのだから問題ない。規(guī)定については庶民の意見を聞いて作ってほしい」と指摘する聲も寄せられた。（翻訳?編集/北田）