2014年8月8日、ネット書(shū)店や電子書(shū)籍が発展している今、街の本屋が存続の危機(jī)にさらされている。ある調(diào)査會(huì)社の調(diào)べでは、日本では現(xiàn)在、街の本屋が1日に1店の割合で消えている。しかし、本屋も現(xiàn)在、生き殘りをかけて靜かな戦いを仕掛けている。例えば、若者の聖地とされる東京?下北沢にある書(shū)店「B＆B」は、本を読みながらビールが飲めるというコンセプトで連日大盛況だ?！窧＆B」という名前は「Book」＆「Beer」の略だ。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

近年、日本の本屋は経営難に追い込まれ、単に本を販売するだけでは生計(jì)が立てられなくなっている。そのため、本屋も工夫を凝らしている。まず、一般的な書(shū)店は、収益を上げるためにジャンルごとの売り上げを比較して、売れるジャンルの棚を増やし、売れないジャンルの棚を減らしている。B＆Bのような特殊な本屋の場(chǎng)合、一般書(shū)店では見(jiàn)ないようなユニークな本もテーマ別に編集しているほか、店內(nèi)の半分を使って、毎日のようにイベントを開(kāi)催している。

注目を集める別の本屋は、渋谷の代官山に2011年12月に オープンした蔦屋書(shū)店だ。同店は米NYの人気カルチャー系サイト「Flavor Wire」が選ぶ「世界で最も美しい書(shū)店20店」に選ばれた。実際に同店に行ってみると、本屋であるにもかかわらず、スターバックスやカフェバー、トラベルカウンター、DVD?CDのレンタルショップなども入っていた。また、本と本の間には、キッチン雑貨やスリッパ、ハサミ、藤編バッグなどの雑貨が置かれ、とてもオシャレな雰囲気を醸し出している。カフェバーの雰囲気も高級(jí)ホテル並みだ。同店は入った瞬間から、「これこそが國(guó)際的大都市?東京の本當(dāng)の顔か」という思いにさせられる。

現(xiàn)代人はぜいたくで便利を追求しているが、情緒も決して忘れてはいない。本の購(gòu)入も、単に「便利」を求めるなら、通勤途中に駅にある売店で好みの本を手に入れることができるだろう。また、ネットでの本購(gòu)入も完全に普及し、オンライン通販「アマゾン」で好きな本をクリックすれば、すぐに家まで屆けてくれる。しかし、B＆Bや蔦屋書(shū)店のようなマルチ型の本屋は、「ぜいたくな雰囲気を味わいたい」という人々の欲求を満たすものとなっている。このような本屋には、老若男女問(wèn)わず、さまざまな人が集まって來(lái)る。

B＆Bや蔦屋書(shū)店のような本屋は「文化の冒険」をしていると言えるだろう。なぜなら、インターネットが後退することはありえず、電子書(shū)籍が本屋にとって今後さらにどのような脅威になるか予測(cè)できないからだ。B＆Bを共同経営するブックコーディネーターの內(nèi)沼晉太郎さんは、昨年12月に出版した著書(shū)「本の逆襲」で、「出版業(yè)界の未來(lái)は暗いかもしれないが、本の未來(lái)は明るい。人と本が出會(huì)うことのできる場(chǎng)所を作ることに長(zhǎng)けていれば、本や本屋の魅力も増す」としている。

人と本が出會(huì)うためには、インターネットの力も不可欠だ。B＆Bや蔦屋書(shū)店はさまざまな文化イベントの実施をインターネットを通して宣伝している。例えば、蔦屋書(shū)店はカメラ講座や夏休みスペシャルおはなし會(huì)、さらには朝市まで開(kāi)催している。ただ、筆者個(gè)人の意見(jiàn)としては、蔦屋書(shū)店は娯楽関係の本が多く、真剣に學(xué)問(wèn)を研究する人にとっては物足りないのではと感じた。また、娯楽型であるため、グループで楽しむという雰囲気で、1人では居心地が悪かった。実際に來(lái)ている人も2、3人のグループやカップルが多かった。そのほか、販売されている商品の種類が多すぎて、本が附屬品のようになってしまっていた。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KN?編集/TF）