中國ポータルサイトの網(wǎng)易に18日、「中國各地で幼稚園が広範に閉園、出生數(shù)減少続く、影響は小中高大へ」とする記事が掲載された。

記事によると、中國のSNS上で同日、「各地で幼稚園が広範に閉園」というワードがトレンド入りした。専門家らは2023年の出生數(shù)が800萬人を下回ると予測しており、出生數(shù)減少は園児不足に直結し、幼稚園は閉園を余儀なくされる。

安徽省阜陽市臨泉県は「中國で人口第一の大県」と呼ばれ、22年の戸籍人口は229萬3000人に達した。県教育局によると、今年の入園シーズンを前に50の私立幼稚園が運営を停止した。この數(shù)字は、前年の県內(nèi)の幼稚園総數(shù)の11．8％に相當し、県內(nèi)の私立幼稚園総數(shù)の4分の1に相當する。

臨泉県は出生數(shù)減少の「典型的な代表」にすぎない。中國教育年鑑によると、22年の全國の幼稚園児數(shù)は4627萬5500人で、前年から177萬6600人（3．7％）減少した。全國の幼稚園數(shù)は28萬9200園で、前年から5610園（1．9％）減少した。特に大幅な減少となったのが一部の私立幼稚園だ。

中國の出生數(shù)は16年に1786萬人と今世紀最多を記録したが、17年からは一転、急低下を始め、22年に956萬人と1000萬人を割り込んだ。中國工程院院士で北京大學醫(yī)學部主任の喬杰（チャオ?ジエ）氏は「新生児の數(shù)は過去5年間で約40％減少しており、出産適齢期の女性の出産意欲と出産力が懸念される」と指摘する。

記事は「注目すべきは、幼稚園が就學の第一段階であり、連鎖反応が生じて數(shù)年後には小學校、十數(shù)年後には中學?高校、そして大學もすべて影響を受けることになるということだ」と伝えている。（翻訳?編集/柳川）