2023年11月23日、仏國際放送局RFI（ラジオ?フランス?アンテルナショナル）の中國語版サイトは、中國で呼吸器感染癥が流行しており、世界保健機(jī)関（WHO）が防護(hù)措置を取るよう呼びかけたと報(bào)じた。

記事は、中國で冬に入ってからマイコプラズマ肺炎などの呼吸器疾患が多発していると紹介。中國メディアの報(bào)道によると、北京市內(nèi)にある小児病院の外來ホールはここ數(shù)日非常に混雑しており、各診療科の點(diǎn)滴室や処置室はほぼ満杯で、親が用意した折り畳み椅子に座り、病院の廊下に點(diǎn)滴をぶら下げている子どもが大勢(shì)いると伝えた。また、今年9?10月に浙江省衢州市の3つの基幹病院で肺炎マイコプラズマ感染が確認(rèn)された子どもの數(shù)は前年同期の17．8倍に達(dá)したとの報(bào)道もあるとした。

そして、北京市衛(wèi)生委員會(huì)がマイコプラズマ肺炎について「3?5年が小さなピークで、2023年は感染のビッグイヤーに當(dāng)たる」と指摘するとともに、病原菌に遺伝子変異がある可能性があり、治療薬のアジスロマイシンにある程度の耐性を持ち、肺感染癥を特に早く引き起こしやすいといった特徴が表れているとの見解を示したことを伝えた。

その上で、WHOが中國に対し、小児における呼吸器疾患と肺炎の発生増加に関する詳細(xì)な情報(bào)を求める正式な要請(qǐng)書を送付するとともに、呼吸器疾患のリスクを軽減するための対策として、「ワクチン接種、患者の隔離、癥狀が出たら家にいる、必要な場(chǎng)合は検査と治療を行う、マスクを著用する、換気をこまめに行う、適切に手を洗う」など、新型コロナ感染期同様の防御措置を取ることを呼びかけているとした。

記事は、肺炎マイコプラズマの流行は沈靜化に向かいつつあるものの、多くの醫(yī)師がマイコプラズマに代わってインフルエンザ、呼吸器合胞體ウイルス、アデノウイルスの感染がピークを迎えつつあると指摘しており、アデノウイルスや肺炎球菌とマイコプラズマとの混合感染は低年齢であるほどリスクが高く、重癥化しやすいため保護(hù)者は注意が必要との見解を示していることを併せて紹介した。（翻訳?編集/川尻）