アフリカのリチウム採掘でクリーンエネルギーの弊害が暴露―獨メディア

Record China    2023年11月28日(火) 9時0分

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獨ドイチェ?ヴェレはこのほど、「アフリカのリチウム採掘でクリーンエネルギーの弊害が暴露される」とする記事を掲載した。

獨ドイチェ?ヴェレはこのほど、「アフリカのリチウム採掘でクリーンエネルギーの弊害が暴露される」とする記事を掲載した。

記事によると、アフリカでの新たなリチウム採掘競爭が汚職をあおり、地域社會や環(huán)境に悪影響を及ぼしていることが調(diào)査で判明した。

アフリカ南西部のナミビアにある中國企業(yè)が所有するリチウム鉱山で、地元の労働者らが劣悪な生活環(huán)境や危険な労働環(huán)境について不満を訴えている。

中國企業(yè)の新豊投資が所有するウイス鉱山で、地元の労働者が新鮮な空気を循環(huán)させる十分な場所もなく、高溫の狹い場所に住んでいるのに対し、中國人労働者はエアコンとトイレが付いた條件の良い場所に住んでいることがナミビアの鉱山労働組合のメンバーらが行った調(diào)査で判明した。労働組合はまた、この中國企業(yè)に対し、労働者が勤務(wù)中に特別な防護服を著るなどの安全対策を講じていないことについても非難したという。

記事によると、この中國企業(yè)をめぐる物議はこれだけではなく、國際NGOグローバル?ウィットネスが実施したアフリカのリチウム採掘に関する新たな調(diào)査で、汚職を通じてウイス鉱山を所有する許可を得たことから、小規(guī)模採掘許可を通じて鉱山を開発することまで、同社に対する容疑が列挙されている。

報告書にはナミビアと同様にコンゴやジンバブエのリチウム鉱山における人権侵害、汚職、危険な労働環(huán)境の事例も列挙されている。グローバル?ウィットネスの主任研究員コリン?ロバートソン氏によると、アフリカの鉱業(yè)セクターは過去數(shù)十年にわたり汚職問題と結(jié)びついており、民衆(zhòng)は常に利益を得ることができていない。リチウム鉱物の採掘において物事が同じ方向に進んでいることに大きな懸念を抱いているという。

この鉱物は、自動車だけでなく攜帯電話のバッテリーの製造にも欠かせない。オーストラリア、チリ、中國の生産上位3カ國合計で世界全體の年間リチウム生産量の約90%を占める。アフリカの埋蔵量は世界全體の約5%を占めるにすぎないが、開発の潛在力が大きいため過小評価はできない。アフリカでリチウム鉱石を輸出しているのはジンバブエとナミビアだけだが、コンゴ、マリ、ガーナ、ナイジェリア、ルワンダ、エチオピアなどでプロジェクトが進行中だ。

國際エネルギー機関の見通しによると、リチウムの需要は2040年までに約40倍に増加する可能性がある。経済大國や國際企業(yè)がアフリカのリチウムにアクセスすることになり、それがアフリカ大陸でまん延する汚職を増加させ、鉱物が発見された地域の住民がその恩恵を受けられない原因となっている。

記事によると、中國はアフリカのリチウム採掘を事実上獨占している。コンサルタント會社ベンチマーク?ミネラル?インテリジェンスの推計によると、今後10年間のアフリカのリチウム供給量の約83%に中國のプロジェクトが関與するとみられる。

2022年に中國の鉱山大手3社がジンバブエの6億7800萬ドル(約1014億円)相當のリチウム鉱山とプロジェクトを取得した。ジンバブエ環(huán)境法協(xié)會(ZELA)が発行した最近の報告書には、「一國によるリチウム採掘の獨占は、鉱物資源の過小評価、租稅回避、人権侵害などの望ましくない結(jié)果を招く可能性がある」と記されているという。

グローバル?ウィットネスのロバートソン氏は、歐州連合(EU)と米國に対し、鉱業(yè)の透明性を高め、汚職と闘うために地元の活動家による監(jiān)視を強化するよう求めた。ジンバブエ自然資源管理センターのファライ?マグウ氏は、鉱山プロジェクトからの利益は道路建設(shè)、醫(yī)療施設(shè)、學校の形で地域社會に還元されるべきだと強調(diào)し、「私たちは未利用の鉱物資源を自然資本とみなしており、地元の人々だけでなく子どもたちもその恩恵を受けるべきだ」と語った。(翻訳?編集/柳川)

※記事中の中國をはじめとする海外メディアの報道部分、およびネットユーザーの投稿部分は、各現(xiàn)地メディアあるいは投稿者個人の見解であり、RecordChinaの立場を代表するものではありません。

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