2023年11月29日、獨(dú)國(guó)際放送局ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語版サイトは、中國(guó)で呼吸器疾患の流行により北部地域を中心として病院がパンク狀態(tài)にあるとの情報(bào)について、専門家が「ほとんどの人は病院に行く必要がない」との見解を示したことを報(bào)じた。

記事は、冬の呼吸器軽疾患流行シーズンに入り、中國(guó)では北部地域を中心として病院が人であふれているとの情報(bào)が伝えられて憂慮が広がっていると紹介。世界保健機(jī)関（WHO）が23日に実施した緊急電話會(huì)議で中國(guó)の衛(wèi)生當(dāng)局関係者が「呼吸器疾患はインフルエンザやRSウイルス、マイコプラズマなど既知の病原體によるもので、流行は児童に限られている」と報(bào)告するとともに、「呼吸器系疾患が増えているものの、病院のキャパシティーは超えていない」と説明したことを伝えた。

その上で「當(dāng)局など各方面からは今回の呼吸器疾患の増加は想定の範(fàn)囲內(nèi)との見方が出ているが、市民の不安は解消していない」とし、市民が2019年末に湖北省武漢市で発生した新型コロナの感染初期を想起していると指摘。香港大學(xué)バイオ醫(yī)學(xué)スクールの教授でウイルス學(xué)が専門の金冬雁（ジン?ドンイエン）氏が「中國(guó)の公衆(zhòng)衛(wèi)生による情報(bào)伝達(dá)力が不足していることで、病気にかかった子どもの親がパニックに陥って何でもかんでも子どもを病院に連れて行く狀況が起きている」と指摘したことを紹介している。

記事によると、金氏はさらに「病院に人があふれているのは、中國(guó)の醫(yī)療體系の問題にある程度帰結(jié)する。子どもがちょっと風(fēng)邪を引いただけでもみんな最高の病院に行こうとする。たとえ診察を受けるまでに何時(shí)間、何日待ってもだ」と述べ、実際のところは現(xiàn)在病院に押し掛けている患者の大部分は本來必ずしも病院に行く必要はないとの認(rèn)識(shí)を示した。（翻訳?編集/川尻）