2023年12月4日、中國メディアの環(huán)球時報は、中國國內(nèi)の複數(shù)地點で近ごろ、非常に珍しいオーロラが観測されたとの報告が寄せられたと報じた。

【その他の寫真】

記事は、中國気象局國家宇宙天気モニタリング警報センターが発表した風(fēng)雲(yún)3號Eなど複數(shù)衛(wèi)星のモニタリングに基づく地磁気嵐早期警報予報によると、太陽の南西側(cè)の活動領(lǐng)域で11月27日に強力な磁場エネルギーを含むコロナ質(zhì)量放出現(xiàn)象が発生し、11月30日?12月2日に地磁気嵐活動が発生したと紹介。今回発生した地磁気嵐は5段階のうち3段階目の中程度の強さにあたるG3クラスだったとした。

そして、地磁気嵐は現(xiàn)代社會に一定の影響を及ぼし、例えば宇宙ステーションが大気抵抗によって軌道高度を失ったり、衛(wèi)星ナビゲーション設(shè)備の誤差が増大したり、航空機が通信環(huán)境の悪化と放射線被ばくの二重リスクに直面するといった狀況を引き起こすほか、極端な場合には世界の無線通信にも直接影響を及ぼす可能性があると指摘した。

その一方で、地磁気嵐はオーロラというまれにしか見られない美しい現(xiàn)象も引き起こすとし、1日には黒竜江省漠河市、ジャムス市などで赤いオーロラが観測され、北京市懐柔區(qū)でも寫真家がオーロラの撮影に成功したと紹介。國家衛(wèi)星気象センター宇宙気象技術(shù)研究開発室のエンジニアである韓大洋（ハン?ダーヤン）氏が、「中國で緑色のオーロラを見るためには非常に強い太陽嵐がやって來て地上100キロ前後の大気に衝突する必要があり、その実現(xiàn)は難しい」との認識を示したことを伝えている。

記事はこのほか、來年も太陽活動が活発な時期が続くことから、今シーズン中に中國北部で再びオーロラが見える可能性があるという専門家の話を併せて紹介した。（翻訳?編集/川尻）