中國メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)は12月5日、マクドナルドなど米大手小売業(yè)界が西側(cè)諸國のデリスク（リスク低減）風(fēng)潮に逆行して中國事業(yè)を強(qiáng)化したとするロイター通信の記事を掲載した。

記事は、「中國が個(gè)人消費(fèi)の鈍化や地政學(xué)的リスクに直面する中、米マクドナルドは西側(cè)諸國のデリスク風(fēng)潮に逆行して中國事業(yè)を強(qiáng)化した」と報(bào)じ、同社が2017年に大手プライベート?エクイティ投資會(huì)社カーライル?グループ（Carlyle Group）へ売卻した中國業(yè)務(wù)（中國、香港、マカオ）の株式28％を先月買い戻し、持ち株比率が48％になったと伝えた。記事によると、アナリストは「中國事業(yè)の株式支配権を拡大するマクドナルドの決定は一見リスキーな行為に見えるが、巨大な収益がもたらされる可能性がある」と評した。

記事は、マクドナルドと同様の動(dòng)きが米大手小売業(yè)界でも見られると述べ、「スターバックス、アップル、タペストリー、ナイキなどは依然中國市場に深く関與している」と指摘。アナリストは、「スターバックスとナイキは中國國內(nèi)で廉価な商品を提供するライバルとの競爭が激化しており、こうした企業(yè)は機(jī)敏に活動(dòng)することで市場シェアをキープできる事実を示している」とし、「スターバックスは中國市場での事業(yè)拡大計(jì)畫を継続しており、小型カップの導(dǎo)入も始めた。ナイキは中國限定のスニーカーを発売した」と語った。

記事はファストフード?チェーンの現(xiàn)狀についても言及?！弗蕙丧圣毳嗓?7年以降中國での店舗數(shù)を5500余りに増やし、中國は同社にとって第2の大規(guī)模市場となった。同社のライバル企業(yè)も中國での事業(yè)を拡大している」と指摘し、「米ヤム?ブランズ（Yum! Brands，Inc．）傘下のケンタッキーとピザハットは、中國內(nèi)で1萬4000店舗をチェーン展開している。一方中國の地元企業(yè)では、華萊士（Wallace）が21年時(shí)點(diǎn)で2萬店舗を展開しており、『中國風(fēng)ハンバーガー』を提供する塔斯汀（TASITING）も急成長している」と説明した。

記事によると、カンターワールドパネル社グレイター?チャイナ?エリアの虞堅(jiān)（ユー?ジエン）ゼネラルマネージャーは、「中國で展開する多國籍企業(yè)は、さらに一歩進(jìn)んだデジタル化とローカライゼーションが必要だ。なぜならば、市場規(guī)模が1402億米ドル（約20兆5902億円）に達(dá)した中國のメニュー限定レストラン業(yè)界において、ローカライゼーションは顧客の嗜好（しこう）をつかむ上で重要な鍵となるからだ」との見方を示した。

また、「英大手市場調(diào)査會(huì)社ユーロモニター?インターナショナルは、中國のメニュー限定レストラン業(yè)界の市場価値が25年まで年平均で4％成長すると予測、チャイナ?マーケット?リサーチ?グループ（China Market Research Group）マネージングディレクター兼戦略スーパーバイザーのベン?キャベンダー氏は、「価値を重視する中間所得層と比較的安い賃貸料は関係企業(yè)に有利に働くはずだ。中國投資を倍増するチャンスがあるとすれば、それは今だ」と述べたという。（翻訳?編集/榊原）