2023年12月5日、香港メディア?香港01は、世界の半導(dǎo)體製造裝置市場(chǎng)が冷え込む中、中國(guó)市場(chǎng)だけは大きく伸びていると報(bào)じた。

記事は、日本半導(dǎo)體製造裝置協(xié)會(huì)（SEAJ）がこのほど発表した統(tǒng)計(jì)によると、今年7?9月の半導(dǎo)體製造裝置の世界販売額が前年同期比11％減の256億ドル（約3兆7700億円）となり、2四半期連続で縮小するとともに過(guò)去4年間で最大の落ち込みとなったと紹介。地域別では臺(tái)灣が同48％減の37億7000萬(wàn)米ドル（約5600億円）と主要市場(chǎng)で最も大きな減少幅となり、日本も同29％減の18億2000萬(wàn)ドル（約2700億円）、北米は同5％減の25億ドル（約3700億円）、韓國(guó)は同19％減の38億5000萬(wàn)ドル（約5700億円）で、歐州は同2％増の17億ドル（約2500億円）で微増したと伝えた。

その一方で、中國(guó)の売上高は同42％増の110億6000萬(wàn)ドル（約1兆6300億円）と世界主要市場(chǎng)で唯一の大幅増となり、世界市場(chǎng)に占める割合が43％と初めて40％の大臺(tái)を超え、2四半期連続で世界最大の半導(dǎo)體裝置市場(chǎng)となったことを紹介している。

また、世界のウエハー製造裝置メーカー上位9社の中國(guó)での売上合計(jì)は同70％増の105億米ドル（1兆5400億円）となり、オランダの露光裝置大手ASMLは、中國(guó)市場(chǎng)の売上比率が4?6月の24％から46％に上昇し、1?9月における中國(guó)市場(chǎng)の収益が前年同期比で約3倍に急増したほか、世界第1位の半導(dǎo)體製造裝置メーカー、アプライド?マテリアルズの今年8?10における中國(guó)からの売上比率も5?7月から17ポイント増の44％と大幅に増加したと紹介。日本の半導(dǎo)體製造裝置メーカー、東京エレクトロン（TEL）も7?9月期の中國(guó)市場(chǎng)からの収益比率が43%にまで上昇ことが明らかになったとした。

記事は、TELが「中國(guó)では半導(dǎo)體の先端プロセス投資は遅れているが、成熟プロセス投資は大幅に加速している」との見(jiàn)解を示したことを伝えた上で、その背景として主に米國(guó)、日本、オランダが先端ウエハー製造裝置に対する輸出規(guī)制を?qū)g施し、中國(guó)が成熟プロセス生産能力への投資を強(qiáng)化せざるを得なくなったことによると分析。市場(chǎng)調(diào)査會(huì)社TrendForceによると、世界の成熟プロセス生産能力における中國(guó)のシェアは年內(nèi)に29%に達(dá)し、27年には33%に達(dá)すると予想されており、24年末までに新たに中國(guó)で建設(shè)される予定の大規(guī)模半導(dǎo)體工場(chǎng)32カ所がいずれも成熟プロセスによる生産を計(jì)畫していると紹介した。（翻訳?編集/川尻）