日中/中日関係は冷え込んでいる。11月16日（現(xiàn)地時(shí)間）、岸田文雄首相と習(xí)近平國(guó)家主席が1年ぶりに會(huì)談し改善へ一歩踏み出した。國(guó)交回復(fù)した51年前、30年前、20年前、10年前とは時(shí)代は変わっている?！感聲r(shí)代の戦略的互恵関係」が求められよう。日中/中日関係に限らず外國(guó)との関係は難しい。ロシアによるウクライナ侵略やイスラエル?パレスチナ戦火などがそれを如実に示している。新疆についても一部のネガティブ報(bào)道で誤解されている部分も少なくない。そんな狀況の中、コロナ禍明けを待ち9月新疆訪問。

【その他の寫真】

中國(guó)共産黨中央政治局委員で新疆ウイグル自治區(qū)トップの馬興瑞書記と會(huì)見、新疆ウイグル自治區(qū)政府の艾尓肯?吐尼亜孜主席による歓迎宴、新疆文化観光庁長(zhǎng)夕食會(huì)、ウルムチ?コルラ?ルオチェン?チエモー?ミンフゥン?ホータン?カシュ?アクス?クチャ?ハミの各地政府による送迎?希望通りの視察?夕食會(huì)、タクラマカン沙漠一周鉄路完全乗車、新疆政府外事弁公室主任「中秋節(jié)」見送り宴…。

政府の高級(jí)官僚でも大企業(yè)の経営者でもない庶民に、日中/中日関係が冷え込んでいる中でも上記のような厚待遇。それは馬興瑞書記や艾尓肯?吐尼亜孜主席の発言のように「40年にわたり新疆の発展に関心を持ち、教育?文化事業(yè)発展に大きな援助を行い、日本で新疆への理解促進(jìn)に努力し、相互交流と合作に盡力した」「古い友人で新疆の多方面に多大な時(shí)間と資金と知恵を投入した」からであろう。

相互理解の継続こそ重要。新疆博物館での記念講演「新疆各族人民と小島康譽(yù)」では1982年以來の國(guó)際協(xié)力を具體的に紹介した。修復(fù)保存協(xié)力開始27年後に世界遺産となったキジル千仏洞、共同調(diào)査開始7年後に中國(guó)の國(guó)寶中の國(guó)寶を発掘したニヤ遺跡調(diào)査、累計(jì)4679人（※）に達(dá)した新疆大學(xué)奨學(xué)金、計(jì)40余りの代表団派遣と招聘、20件余りの日中仲介…。いずれも新疆の人々とリスペクトしあって実踐してきた。PPTが映し出す大量の寫真は約200人の心に響き拍手度々。飾った言葉でなく事実を示す寫真の力。40數(shù)頁(yè)の寫真中心の中文『講演資料』も配布。表紙にQRコードも付けたので、今後の広がりも期待できる。

日中友好?中日友好が叫ばれる。重要なのは友好を基礎(chǔ)として日中/中日共同活動(dòng)を?qū)g踐することでは？しかし共同活動(dòng)は容易ではない。友好を共同につなげるには理解しあうこと。しかし相互理解は難しい。難しいからこそ相互理解を促進(jìn)し続けることが重要と思う。中國(guó)駐大阪総領(lǐng)事館が「日本市民新疆ツアー」を2回実施、NHKが西蔵自治區(qū)の旅番組を放送、山梨での「日中韓3カ國(guó)地方政府交流會(huì)議」に新疆の6人を含む400人余が參集、「日中友好交流會(huì)議」が北京で開催、東京で12月まで開催の「世界遺産 大シルクロード展」は再來年まで日本各地を巡回、これらも相互理解促進(jìn)につながることであろう。

新疆40年記念答禮宴は盛り上がった。20年30年40年の親友たちとハグ?乾杯の連続。新疆文化観光庁には歌舞を披露いただいた。招待名簿は100人に絞ったが、書記?主席?副主席?庁長(zhǎng)?學(xué)長(zhǎng)…だった一部の方は、逝去?北京赴任?入院などで再會(huì)できなかった。楊新才氏が司會(huì)、筆者の深謝挨拶、新疆文化観光庁の徐鋭軍書記の熱烈挨拶、約70人と歓喜乾杯。出席者同士も久しぶりに再會(huì)した人が殆どで大盛り上がり。新疆文物局の盛春壽元局長(zhǎng)（現(xiàn)?新疆政協(xié)秘書長(zhǎng)）と新疆大學(xué)の単雪梅元教授が交流の日々を振り返り感動(dòng)挨拶。

長(zhǎng)年にわたり共に奮闘してきた日中雙方の喜びが凝縮し、アチコチで乾杯?乾杯?乾杯。赤ワインと白酒は次々とカラに。名殘は盡きないが2時(shí)間でお開き。一人一人と握手し再會(huì)を誓い、記念品（『講演資料』?「五星錦」ジグソーパズル?「キジル千仏洞壁畫」マグネット?40年記念キーホルダー）を手渡した。リスペクトしあって実踐してきた日中/中日國(guó)際協(xié)力40年。深謝するのみ。今回、紹介した講演と答禮宴からも、筆者がささやかながら実踐してきた相互理解促進(jìn)活動(dòng)が現(xiàn)地で受け入れられていると感じていただければ有難い。

サプライズ：40年記念答禮宴はタクラマカン沙漠一周鉄路で南新疆の數(shù)都市視察へ出かける前日に予定していた。種々の理由で変更になり、12日間の視察を終え、コルラからウルムチへ戻った夜に開催。駅から會(huì)場(chǎng)「銀都ホテル」へ直行、親友の楊新才一家と記念品の袋詰めなどバタバタ準(zhǔn)備4時(shí)間。受付?席配置?撮影などは新疆政府外弁の盛秀萍処長(zhǎng)?新疆大學(xué)の焦健元院長(zhǎng)?楊新才氏らに盡力いただいた。感謝。※一部報(bào)道に新疆大學(xué)奨學(xué)金授與者計(jì)が3712人とされているのは間違い?！感陆?qǐng)?bào)」（23.09.14）の4679人が正しい。

■筆者プロフィール：小島康譽(yù)

浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機(jī)構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種國(guó)際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。
ブログ「國(guó)獻(xiàn)男子ほんわか日記」
＜新疆は良いところ＞小島康譽(yù) 挨拶―＜新疆是個(gè)好地方＞
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小島康譽(yù)氏コラム