中國(guó)の2023年流行語(yǔ)トップ10、「特殊部隊(duì)式旅行」や「ドーパミン〇〇」

人民網(wǎng)日本語(yǔ)版    2023年12月9日(土) 10時(shí)0分

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中國(guó)の語(yǔ)言文學(xué)雑誌「咬文嚼字」編集部は4日、上海で「2023年流行語(yǔ)トップ10」を発表した。

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中國(guó)の語(yǔ)言文學(xué)雑誌「咬文嚼字」編集部は4日、上海で「2023年流行語(yǔ)トップ10」を発表した。今年は「新質(zhì)生産力(新たな質(zhì)の生産力)」「雙向奔赴(互いに歩み寄る)」「人工智能大模型(大規(guī)模AIモデル)」「村超(村サッカーリーグ)」「特種兵式旅游(特殊部隊(duì)式旅行)」「顯眼包(目立つ存在)」「搭子(○○友)」「多巴胺○○(ドーパミン○○)」「情緒価値(感情的価値)」「質(zhì)疑○○、理解○○、成為○○(○○に疑問(wèn)を抱き、○○を理解し、○○になる)」が選ばれた。人民日?qǐng)?bào)が伝えた。

その他の寫真

新たな質(zhì)の生産力(新たな質(zhì)の生産力)

「新たな質(zhì)の生産力」とは、テクノロジーイノベーションが主導(dǎo)的役割を果たす生産力であり、従來(lái)型の成長(zhǎng)パターンから脫し、質(zhì)の高い発展を遂げるための必要性に沿った生産力であり、デジタル時(shí)代における融合性をより備え、新たな意味合いを體現(xiàn)する生産力を表すワードとなっている。

雙向奔赴(互いに歩み寄る)

もともとの意味は関連する人々が共通の目標(biāo)に向かって共に努力し、互いに歩み寄ることを表現(xiàn)するワードだった。人と人との関係を指す場(chǎng)合に多く用いられ、人々が互いに慕い合い、歩み寄るという素晴らしい願(yuàn)いを表現(xiàn)している。現(xiàn)在では、人だけでなく、國(guó)と國(guó)が互いに歩み寄るという意味にまで拡大して用いられるようになっており、このワードの持つ価値と意味がより豊かになっている。

ヘルスケア+茶飲料の革新的な融合

人工智能大模型(大規(guī)模AIモデル)

人工知能(AI)の分野において、大規(guī)模AIモデルとは、通常10億個(gè)以上のパラメーター、極めて豊富な計(jì)算資源を有する機(jī)械學(xué)習(xí)モデルのことで、膨大なデータを処理し、自然言語(yǔ)処理や畫像認(rèn)識(shí)といった各種複雑なミッションをこなすことができる。コンピューターのハードウェアの性能が高まり続け、ディープラーニングアルゴリズムが迅速に最適化され、大規(guī)模AIモデルは日進(jìn)月歩で発展を続けている。大規(guī)模AIモデルをベースにした一連のAI応用が相次いで誕生しており、OpenAIのAIチャットボット「ChatGPT」や百度(Baidu)の生成AI「文心一言」などはすでに、社會(huì)の生産や生活において幅広い影響を及ぼすようになっている。ただ、大規(guī)模AIモデルの応用が進(jìn)むにつれて、プライバシー保護(hù)や情報(bào)セキュリティーなどに対する懸念も深まっており、関連する法律を整備し、管理対策を講じて、効果的に対応することが急務(wù)となっている。

村超(村サッカーリーグ)

貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州榕江県では中國(guó)サッカースーパーリーグのCSLならぬ「村サッカーリーグ」と呼ばれている農(nóng)村サッカースーパーリーグが5月13日に開幕した。メディアの統(tǒng)計(jì)によると、「村サッカーリーグ」開幕から、1試合當(dāng)たりの観客數(shù)は最高で6萬(wàn)人以上、インターネット上の視聴回?cái)?shù)は延べ480億回以上に達(dá)するなど、各種データが過(guò)去最高記録を塗り替えている。このような異彩を放つ「村サッカーリーグ」のほか、「村BA(農(nóng)村バスケットボール)」や「村バレーボール」なども驚くほどのエネルギーと獨(dú)特の魅力を放ち、瞬く間に話題をさらうようになった?!复濉工蝾^文字とした農(nóng)村で開催されるスポーツ大會(huì)が大人気となっていることは、「國(guó)民健康づくり」の推進(jìn)や、小康社會(huì)(ややゆとりのある社會(huì))の全面的な実現(xiàn)、農(nóng)村経済の振興にとって計(jì)り知れない現(xiàn)実的な意義を備えている。


特種兵式旅游(特殊部隊(duì)式旅行)

まるで「特殊任務(wù)」を遂行するかのように、時(shí)間や費(fèi)用をあまりかけずに、できるだけ多くの観光スポットを強(qiáng)行軍で巡るこの新しい旅行スタイルを通じて、旅行者は旅行先において、數(shù)多くの歴史、文化、風(fēng)土、人情に觸れることができる。この「特殊部隊(duì)式」というワードで「旅行」を修飾することで、この旅行スタイルに「特殊部隊(duì)」のような際立った特徴があることを表現(xiàn)している。このワードの出現(xiàn)から、「特殊部隊(duì)式○○」はたちまち派生していき、「特殊部隊(duì)式観劇」「特殊部隊(duì)式會(huì)議」「特殊部隊(duì)式晝休み」といったワードが生まれ、さまざまなシーンに応用されている。


顯眼包(目立つ存在)

「顯眼包」とは、外見(jiàn)や性格から人々の注目を集める人のことを指す。もともとは「目立ちたがり屋」といった一種の他人をけなす意味合いで使われていた。しかし現(xiàn)在このワードは、褒める意味で使われることが目立ち、けなす意味合いは次第に失われつつある。そのため、ある人を「顯眼包」という言葉で表現(xiàn)した場(chǎng)合、その人が外面的に「目立ちたがり屋」だということを表しているだけでなく、それ以上にその內(nèi)面から活力があふれ、かわいらしく、ユーモラスで、しかも楽しい気分にさせてくれることを表現(xiàn)している。ネットユーザーは?!ⅰ袱嗓螭噬铯?、どんな分野にも目立つ存在はいる」としている。そのため、例えば博物館に展示されているユニークでコミカルな文化財(cái)も「顯眼包」と稱されるのだ。

博物館で「じわじわくる文化財(cái)」を探すのが人気に

搭子(○○友)

中國(guó)語(yǔ)の「搭檔(仲間)」というワードはもともと方言で、「一緒にトランプをする仲間」、つまり「牌搭子(トランプ仲間)」を指していた。しかしその後その使用範(fàn)囲が広がり、何かを一緒にする仲間のことを「搭子」と呼ぶようになった。そして現(xiàn)在流行している「搭子」とは、新たな交友関係のスタイルを反映するようになっている。「搭子」との関係は、特定のニーズを満たす範(fàn)囲內(nèi)にとどめられる。このような割り切った付き合いは、ストレスのない関係と見(jiàn)なされ、その関係を維持するために気を遣う必要もなく、より多くの選択肢と自由の下で付き合うことができる。若者はソーシャルメディアを通じて、何をするにしても「搭子」を見(jiàn)つけることができる。例えば、ご飯を食べる時(shí)は「メシ友」、旅行に行く時(shí)は「旅友」、運(yùn)動(dòng)する時(shí)は「ジム友」、一緒にダイエットする「ダイエッ友」といった具合だ。

多巴胺○○(ドーパミン○○)

ドーパミンとは、脳細(xì)胞や副腎細(xì)胞で合成される神経伝達(dá)物質(zhì)で、運(yùn)動(dòng)調(diào)節(jié)や認(rèn)知、感情、睡眠などに影響を與え、その水準(zhǔn)やバランスは、健康や幸福感に大きく関係している。今年は、中國(guó)において、高級(jí)感ある優(yōu)雅なスタイルや、シックな色合いのスタイルではなく、彩度が高い色合いや鮮やかな色合いのコーディネートである「ドーパミン?ドレッシング」が幸福感を高めてくれるファッションとして流行した。また、「ドーパミン?ドレッシング」が人気を集めた後、楽しい気分にさせてくれる物事を形容するのに「ドーパミン」というワードが使われるようになり、「ドーパミン観光地」「ドーパミンウォーキング」「ドーパミン飲食」「ドーパミンバケーション」といった具合に、目に見(jiàn)える色彩から目に見(jiàn)えない抽象的な概念に至るまで、「ドーパミン」で形容されるようになった。


情緒価値(感情的価値)

「感情的価値」というのはもともと、マーケティング學(xué)の概念で、消費(fèi)者が感じる感情的収益とコストの差を指している。一方、中國(guó)では現(xiàn)在、人間関係を描寫する時(shí)に、「感情的価値」というワードを使うのが流行している。それは、一人の人が他の人の感情に影響を與える能力のことを指している。他の人を快適にさせたり、楽しませたり、気持ちを安定させたりする能力が高い人ほど、感情的価値が高いということになる。その逆のパターンの場(chǎng)合、感情的価値が低い人ということになる。

質(zhì)疑○○、理解○○、成為○○(○○に疑問(wèn)を抱き、○○を理解し、○○になる)

約10年前に放映された人気ドラマ「愛(ài)情公寓(iPartment)」では、ヒロインの1人である林宛瑜が彼氏のプロポーズを斷り、仕事で成功を手にする夢(mèng)を追いかけることにした。視聴者の多くは當(dāng)初、そんな彼女の選択を理解できず、次々と否定的なコメントを寄せた。しかしストーリーが進(jìn)むにつれて、「戀愛(ài)は人生において必ずしも必需品ではない」と認(rèn)識(shí)する視聴者が増え、彼女の選択に理解を示し、「私も宛瑜と同じ選択をするかも」とする視聴者すら現(xiàn)れた。今年初め、「宛瑜に疑問(wèn)を抱き、宛瑜を理解し、宛瑜になる」というフレーズがソーシャルメディアで話題を集め、そこから派生して、「○○に疑問(wèn)を抱き、○○を理解し、○○になる」が広く使われるようになった。人生のある段階において、ある人物の行動(dòng)や選択などに対し、當(dāng)初は疑問(wèn)を抱いていたものの、理解するようになり、最終的には自分も同じようになるというのは、客観的に存在する心の動(dòng)きや変化であり、心や知力が成長(zhǎng)し、円熟していく上で誰(shuí)にとっても必要なステップとなる。そして、それは社會(huì)生活のさまざまな面で當(dāng)てはまると言えるだろう。

若者の間でマンゴーの種をペットにすることが流行

「咬文嚼字」の黃安靖(ホアン?アンジン)編集長(zhǎng)は、「今年の流行語(yǔ)を選出する際にも、長(zhǎng)年の評(píng)価原則を順守し、ワードの『社會(huì)學(xué)的価値』や『言語(yǔ)學(xué)的価値』を評(píng)価基準(zhǔn)にした」とした。そして、過(guò)去と比べると、今年の流行語(yǔ)トップ10には以下の3つの際立つ特徴があるとした。

1、今年の特徴が際立ち、世相を反映している。例えば、「大規(guī)模AIモデル」は、ChatGPTを代表とするAIが全く新しい時(shí)代へと突入していることを反映しており、それは今後、人々の生産やライフスタイル、ひいては思考パターンまで変えてしまう可能性がある。「村サッカーリーグ」は、「國(guó)民健康づくり」の推進(jìn)や農(nóng)村振興の実踐が著々と進(jìn)んでいることを示すワードとなっている。そして「特殊部隊(duì)式旅行」は、文化?観光消費(fèi)が継続的に回復(fù)しているのを背景に、人々がポジティブシンキングで、生活していることが反映されている。

2、イノベーションの特徴が際立ち、人々の新しいワードを生み出す創(chuàng)造力が際立っている。今年誕生した多くの流行語(yǔ)を見(jiàn)ると、新しいワードがたくさんあり、人々が新しいワードを生み出す創(chuàng)造力に長(zhǎng)けていることが示されている。例えば、「村サッカーリーグ」や「感情的価値」は、中國(guó)語(yǔ)のバリエーションを増やしている。また、「目立つ存在」や「搭子」には新たな意味が加わった。さらに、「ドーパミン○○」「特殊部隊(duì)式○○」「○○に疑問(wèn)を抱き、○○を理解し、○○になる」などは新たなフレーズを中國(guó)語(yǔ)に加えている。

3、ショート動(dòng)畫が臺(tái)頭しているものの、そこで流行した言葉が社會(huì)全體で使われるようにはなっていない。ショート動(dòng)畫は便利で親しみやスタイルで投稿できるため、プラットフォームやフォロワーの間で人気を集め、人々が自分の言語(yǔ)表現(xiàn)スキルを披露したり、新しいワードを生み出したりする重要なプラットフォームとなっている。しかし、ショート動(dòng)畫の主なユーザーは依然として若者、特に90後(1990年代生まれ)や00後(2000年以降生まれ)となっており、それより上の世代の人々は現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では、それを次第に理解し、受け入れるようになりつつある段階にある。そのため、ショート動(dòng)畫で人気を集めている多くの言語(yǔ)スタイルが流行し、それが社會(huì)全體にまで受け入れられるようになるには、まだ時(shí)間がかかりそうだ。言葉の使い方において、ショート動(dòng)畫と、新聞や雑誌といった従來(lái)型のメディア、ひいてはインターネットの従來(lái)型の発信スタイルとの間には、いまだはっきりとした境界線が存在する。そのため、「ショート動(dòng)畫の流行語(yǔ)」が「國(guó)民の流行語(yǔ)」となるにはまだ時(shí)間がかかるだろう。これは今年、ショート動(dòng)畫界で爆発的人気を誇った「命運(yùn)的歯輪開始転動(dòng)(運(yùn)命の歯車が回り始めた)」「哈基米(はちみー)」「挖呀挖(ワヤ、ワヤ、ワー)」「敵蜜(ライバル)」といったワードが社會(huì)全體では流行せず、流行語(yǔ)トップ10にも選出されていない理由の一つだ。(提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?編集/KN)

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