ドイツ國営國際放送局ドイチェ?ヴェレ（中國語版）は12月9日、中國國家統(tǒng)計局が発表した11月の消費者物価指數(shù)と生産者物価指數(shù)は共に前年同月比で下落を示し、中國の景気回復(fù)への道は依然厳しいとの見方を示した。

中國國家統(tǒng)計局が発表した最新データによると、11月の消費者物価指數(shù)（CPI）は前年同月比で0．5％減、同月の生産者物価指數(shù)（PPI）も前年同月比で3％低下し、14カ月連続の下げを記録した。

記事はCPIがデフレを占う重要な指標(biāo)であると指摘。「デフレは悪性循環(huán)の下降スパイラルを招き経済成長をより遅らせる傾向にあるため、多くのエコノミストはインフレより危険であると考えている」とし、その脅威の要因として「消費者による買い控え、需要減による企業(yè)の減産、投資削減、人員整理、安値による不良在庫処分」を挙げた。また中國の製造業(yè)は今年6月、需要減に伴い、過去7年半で最大の下げ幅となる値下げを行ったと伝えた。

記事によると、中國國家統(tǒng)計局都市部の董莉（ドン?リー）首席統(tǒng)計官はCPIの下落について、「國際原油価格の反発に伴い、一部の工業(yè)製品の需要が弱まったことが原因だ」と指摘している。

中國國営の新華社通信によると、中國の今年第3四半期のGDP成長率は4．9％と今年度目標(biāo)の5％をやや下回り、12月8日に開かれた中國共産黨中央委員會政治局會議において、習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席は內(nèi)需拡大に注力するよう強調(diào)した。習(xí)主席はさらに「內(nèi)需拡大、経済構(gòu)造の最適化、信頼感の促進(jìn)、リスクの除去と予防に注力」するよう強調(diào)、「新たな発展パターンの構(gòu)築を加速させ、ハイレベルな科學(xué)技術(shù)の自立を推進(jìn)」するよう指摘し、「世界第2の経済大國である中國のコロナ禍以降の経済回復(fù)は、『いまだ重要な段階』にある」と述べたという。

新華社の記事はさらに、習(xí)主席が國家統(tǒng)計局の最新データが発表される前の6日、黨外有識者とのフォーラムにおいて、「中國経済が直面している情勢は複雑かつ錯綜しており、國際的な政治経済環(huán)境がもたらす不利な要因も増え、國內(nèi)の循環(huán)的?構(gòu)造的矛盾が重層化している」と述べたことも伝えた。

米ブルームバーグはエコノミストから、「不動産市場の低迷を打ち消す觸媒が十分でなく、不動産不況が內(nèi)需と価格に影響を與えているため、中國のデフレリスクは2024年まで続く」との予測が出ていると報道。アジア最大規(guī)模のヘッジファンドであるピンポイント?アセット?マネジメント（Pinpoint Asset Management）の張志偉（ジャン?ジーウェイ）チーフエコノミストの「內(nèi)需の疲弊とデフレ圧力の増大は経済を支援する財政政策の重要性を浮き彫りにした」との見解も伝えた。（翻訳?編集/榊原）