10日に臺(tái)北ドームで行われた第30回BFAアジア選手権決勝で、日本が臺(tái)灣に1-0で勝利した。臺(tái)灣メディアの三立新聞網(wǎng)は11日、「なぜ臺(tái)灣のプロは日本のアマチュアに勝てないのか」との記事を掲載した。

社會(huì)人代表で挑んでいる日本は3回、向山基生外野手（NTT東日本）がセンター前にタイムリーヒットを放ち先制に成功した。投げては加藤三範(fàn)（ENEOS）ら3投手の継投で臺(tái)灣を零封し、2大會(huì)ぶり20回目の優(yōu)勝を果たした。

臺(tái)灣の著名なスポーツアナウンサーの田鴻魁氏は「なぜ臺(tái)灣のプロ野球選手が日本の社會(huì)人選手に勝てないのかと多くの人が疑問(wèn)を抱いている」とした上で、「スポーツ競(jìng)技が國(guó)の栄譽(yù)のためという目的にとどまっていては普及することは難しい。なぜなら、みんなの目標(biāo)はエリートを探し育成することになるから。十分な競(jìng)技人口がいなければ、この競(jìng)技に対する愛(ài)と応援がなければ、スポーツは永遠(yuǎn)に目的の段階にとどまり、注目されるのは結(jié)果だけになる」と述べた。

そして、「もし心の底からスポーツが好きなら、代表チームが國(guó)際大會(huì)で成績(jī)を殘せないことに悔しい思いをしながら、自分の子どもに『野球なんかしないでしっかり勉強(qiáng)しなさい』と言うべきではない。そして、勉強(qiáng)ができない子どもに野球で生計(jì)を立てさせようとするのもいけない。こうした2分化の考え方は非常に危険だ」と指摘?！弗抓磉x手の給料に魅力を感じて野球をしていては、たとえ実力があっても必ず苦しむ。子どもの頃からチームに入る目的は、練習(xí)による進(jìn)歩、挫折によるメンタルの成長(zhǎng)を?qū)g感することであり、プレッシャーの中で力を発揮することがいかに難しいかを理解することにある」とも論じた。

田氏はまた、「次は必ず勝つ」という考え方にもリスクがあるとし、「もしずっと勝てなかったら、野球を発展させなくていいのか。どんなスポーツも発展させなくていいのか。結(jié)果だけに目を向ける段階にとどまり、心からそのスポーツを愛(ài)していなければ、最後には心身に傷を負(fù)う結(jié)果となる」と言及?！弗攻荸`ツは最高の栄譽(yù)を爭(zhēng)うものだが、楽しんだり、理解したり、応援したりするものでもある。上から下までメダルによって成否を定義するべきではなく、一人ひとりの心、各家庭から始めてこそ、臺(tái)灣のスポーツ環(huán)境はより良くなるのだ」と強(qiáng)調(diào)した。（翻訳?編集/北田）