中國メディアの環(huán)球時(shí)報(bào)は12月12日、西側(cè)諸國の伝統(tǒng)的な自動(dòng)車メーカーは世界に販路を広げる中國製電気自動(dòng)車（EV）に対抗するためには、何よりもまずコスト削減が重要だと気付いたとする米誌フォーチュンの記事を掲載した。

記事は、世界のEV販売量でまもなくテスラを超えると予想される中國EVメーカーBYD（比亜迪）が今年初めに公開した動(dòng)畫に言及?！袱长蝿?dòng)畫はすべての自動(dòng)車メーカーを震撼させた」とし、「動(dòng)畫のナレーターは、中國のEVメーカーに『古い伝統(tǒng)を打ち破り新たな世界的なブランドを構(gòu)築するよう』促した」と指摘した。

その上で、「これは決して不可能なことではない」とし、その理由として「中國EVメーカーのグローバル展開の優(yōu)位性は、サプライチェーンにおいて低コストをキープする主導(dǎo)的立場にあるからだ。たとえばBYDは、原材料からバッテリーパックに至るEVバッテリーのサプライチェーンを持っている」と述べた。そして、中國製自動(dòng)車が歐州、東南アジア、オーストラリアなどで展開するにつれ、中國の優(yōu)位性は老舗メーカーを不安に陥れ、対応策に奔走させていると伝えた。

記事によると、あるバッテリー技術(shù)企業(yè)のCEOは、「最近歐州の自動(dòng)車メーカーと行う會(huì)議の冒頭で言われるのは、常に『コスト削減が何よりも重要だ』という文言だ」と述べていた。今年初め、フォードモーターのウィリアム?フォード取締役會(huì)長は、中國EVメーカーの急成長、大規(guī)模生産、輸出展開に危機(jī)感を示していたという。フォード會(huì)長は「米國の自動(dòng)車メーカーはまだ彼らと競爭する準(zhǔn)備ができていない」と語り、「インフレ抑制法」の規(guī)定に基づく補(bǔ)助金は自動(dòng)車メーカーをある程度保護(hù)するものの、「いつかは中國がやってくると考えている。私たちはきちんと準(zhǔn)備しなければならない」との見方を示した。

記事は、フォードモーターのジム?ファーリーCEOが、「私たちは、ゼネラルモーターズやトヨタ自動(dòng)車ではなく中國の自動(dòng)車メーカーを主なライバルと考えている」と述べ、EVの將來についても「中國が強(qiáng)國になる」と見ていると紹介。2011年當(dāng)時(shí)、BYDの品質(zhì)を嘲笑していたテスラのイーロン?マスクCEOも、今年初めには「非常に競爭力がある」と認(rèn)め、最近ニューヨーク?タイムズが主催したディアルブック?サミット（DealBook Summit）においても「中國の自動(dòng)車メーカーは非常に競爭力がある」と述べたという。

その上で記事は、「歐州ではすでに安価な中國製EVが展開しており、一部のモデルは國際市場をひっくり返すパワーを発揮する可能性もある」と予測。英國のEVバッテリー関連事業(yè)の取締役會(huì)長は、「自動(dòng)車メーカーは、今まさに手頃な価格の自動(dòng)車製造に切り替えるしかない。そうでなければ、中國メーカーに負(fù)けることがわかっている」と述べた。またマスク氏はサミットにおいて「中國人は製造業(yè)に長けており、驚くべき労働精神を持っている」と述べ、BYDが言うように、「中國の自動(dòng)車メーカーが古い神話を打破するかもしれない」との見方を示したという。（翻訳?編集/榊原）