2023年12月12日、獨國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは、中國の出生數(shù)減少が深刻化していることを報じた。

記事は、中國の新規(guī)出生數(shù)が17年から6年連続で減少し、22年には初めて1000萬人を割り込んで956萬人となったと紹介。民間団體の「育媧人口研究シンクタンク」が、中國は內(nèi)需低迷と少子化という2大問題に直面しているとした上で、「現(xiàn)在の中國経済において子どもは最良の投資だが、現(xiàn)狀では投資が不十分。育児補助金を出すことで短期的には消費を刺激して內(nèi)需を拡大し、長期的には出生率を高めて社會の活力を高めることができる」との提言を盛り込んだ文章を発表したと伝えた。

また、同シンクタンクが昨年が発表した出産育児コストに関する報告によると、中國における18歳までの養(yǎng)育コストは同國の１人當たり國內(nèi)総生産（GDP）の6．9倍で、その比率は世界一の水準であるほか、中國人の平均的な出産意欲（理想と考える子どもの數(shù)）も、ほぼ世界最低だと指摘。報告を執(zhí)筆した専門家が「出生率を上げるには、出産コストを下げる必要がある。そして、育児補助金の支給はそのための主要かつ最も直接的な方法だ」との見解を示したことを紹介している。

さらに、中國ではここ數(shù)年、多くの地方政府が出産関連政策や保育補助金を?qū)毪筏皮い毪猡韦螌g効性は低いとし、専門家が「大部分の地方政府には出産を助成する財源がない。育児助成は中央政府が行う方が適切だ」と主張していることを伝えた。

記事は、少子化に伴って各地で幼稚園の閉鎖が相次いでおり、湖南省教育庁は先月末に、農(nóng)村部では原則として幼稚園の新設(shè)を行わないとの通達を出したと紹介。最新の公式統(tǒng)計によると、22年の中國の幼稚園數(shù)は28萬9200カ所で前年に比べ5600カ所（1．9％）以上の減少となり、08年以降で初めてマイナスに転じたとした。（翻訳?編集/川尻）