11月1日、中國國務(wù)院決定による「中國（新疆）自由貿(mào)易試験區(qū)」の成立式が馬興瑞書記、艾尓肯?吐尼亜孜主席らが出席してウルムチで挙行されたと「天山網(wǎng)」が報(bào)じた?！?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=一帯一路'>一帯一路」の要衝としての地理的優(yōu)位性を活かし、物流や金融などの産業(yè)発展を目的としている。區(qū)都のウルムチ市?南新疆のカシュ市?西新疆のコルガス市の3エリアで、計(jì)約180平方キロメートル。一連の自由貿(mào)易政策により新疆発展は加速するであろう。

【その他の寫真】

新疆トップに馬興瑞書記（中央政治局委員）が就任して12月25日で2年、宇宙航空工學(xué)の専門家で工學(xué)博士、改革開放の先頭を走る広東省書記からの赴任。筆者は「天山網(wǎng)」などでその活動(dòng)を見続け、新疆の友人たちの聲も度々聴き、さらに今回の會(huì)見を通じて、その開放的姿勢を強(qiáng)く感じている。強(qiáng)力な指導(dǎo)力により新疆の安定と発展は加速するであろう。

以上2點(diǎn)の加速要因のほか、新疆の安定と大発展の大きな力となっているのが「対口」と「駐村」。中央政府の決定により実施されている北京や上海など大発展地域が新疆を援助する政策「対口援疆」。災(zāi)害時(shí)に相手を決めて支援するシステムから生まれた支援方式で、19省區(qū)が人材?技術(shù)?管理?資金などを通じて新疆を援助。2010年から開始され新疆発展に大きな効果を上げている?！溉嗣袢诿襟w」（22.8.27）によると、1700億元（約3兆5000億円）を超えている。

新疆政府機(jī)関の幹部が発展途上の村々の人々を支援する「訪恵聚」（訪ね恵み聚する）活動(dòng)は2014年から開始された。幹部が交互に派遣され2年3年と村に駐在し民生改善へ具體的活動(dòng)を?qū)g施することから「駐村」とも稱される。筆者は2015年、駐村激勵(lì)にアクス?ホータン?カシュへ出かけ、派遣されている人々の活動(dòng)を視察したが、限られた條件のなか奮闘していた。その際、農(nóng)業(yè)用井戸掘削?街路燈設(shè)置?小學(xué)校や幼稚園修理なども行った。

新疆ウイグル自治區(qū)では漢?ウイグル?カザフなど47民族が協(xié)力しあって共住している。多民族ゆえの課題もある。日本ふくめどの國にも同様の問題がある。相互理解が難しいのは日中/中日関係も同様で、容易ではない。一面的な色眼鏡的ネガティブ報(bào)道に惑わされることなく、多面的に捉えるべきと思う?！感聲r(shí)代の新疆ウイグル自治區(qū)」にも一部の「嫌中派」「反中派」から厳しいコメントも寄せられた。どの國でも同様で一部の「外國嫌い派」が獨(dú)自の主張を展開。それらの批判も評(píng)論も尊いが「敬隣永安」「SDGs」「世界平和」の具體的実踐こそ重要ではなかろうか？

日中関係が冷え込んだままの今こそと、コロナ禍明けを待ち老體に鞭打って訪問3週間。新疆の安定と発展を再確認(rèn)した。一方で「日本への見方も少し変わった」「日本にもいろんな人がいることが分かった」などの聲もいただいた。相互理解促進(jìn)の一助となればと願(yuàn)うばかり。公式行事続き、少々疲れるも朝夕の誦経と四?九日の剃髪で心身整え、充実の日々。「名月と友におくられ旅おえる」、日中雙方の皆々様ありがとうございました。

本連載を配信いただいた「レコードチャイナ」と検索いただいた皆様に感謝します。新疆へ是非お出かけください。そして自分の目で見て肌で感じたことを発信ください。新疆は美しい所、楽しい所、美味しい料理いっぱい。中國で活気あふれる都市として「北上広深杭」（北京?上海?広州?深セン?杭州）が挙げられているが、新疆が加わり「北上広深杭新」となることを願(yuàn)っている。「環(huán)球網(wǎng)」（23.11.10）が「新疆を150回以上訪問した日本人：新疆は第二の故郷、死後タクラマカンに埋葬希望」と報(bào)じたが、生命ある限り奮闘したい。合掌三拝

■筆者プロフィール：小島康譽(yù)

浄土宗僧侶?佛教大學(xué)內(nèi)ニヤ遺跡學(xué)術(shù)研究機(jī)構(gòu)代表?新疆ウイグル自治區(qū)政府文化顧問。1982年から新疆を150回以上訪問し、多民族諸氏と各種國際協(xié)力を?qū)g施中の日中理解実踐家。
ブログ「國獻(xiàn)男子ほんわか日記」
＜新疆は良いところ＞小島康譽(yù) 挨拶―＜新疆是個(gè)好地方＞
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小島康譽(yù)氏コラム