仏RFIの中國語版サイトは17日、「中國の電気自動(dòng)車（EV）大手3社が米國國境以南に工場の建設(shè)を準(zhǔn)備する中、米國政府はメキシコへの中國からの投資の波が迫っていることについてメキシコに懸念を表明した」とする英フィナンシャル?タイムズの記事を取り上げた。

記事によると、中國EV大手の上汽名爵（MG）、比亜迪（BYD）、奇瑞汽車（Chery）は今年、用地探しのためにメキシコ當(dāng)局と協(xié)議し、別の中國企業(yè)も120億ドル（約1兆7000億円）規(guī)模の電池工場の建設(shè)を計(jì)畫している。この投資促進(jìn)により、中國メーカーはこの地域で貴重な足掛かりを得ることができ、中南米第2の経済大國は米中貿(mào)易戦爭の真っただ中に置かれている。

米當(dāng)局者はメキシコ當(dāng)局者との會(huì)談で、中國の投資について広範(fàn)な疑問を提起した。メキシコ當(dāng)局者は、米國を動(dòng)揺させるリスクがあるため中國からの投資を検討する際には慎重でなければならないことを認(rèn)めた。

メキシコは世界7位の自動(dòng)車生産國であり、新型コロナウイルスのパンデミックと米中貿(mào)易戦爭による世界のサプライチェーンの混亂から最も恩恵を受ける立場にある國の一つだ。メキシコは労働力が安く、自動(dòng)車のサプライチェーンが広がり、米國?メキシコ?カナダ協(xié)定（USMCA）にアクセスできる。

米下院中國特別委員會(huì)の共和黨有力議員らは最近の書簡で、中國企業(yè)がメキシコを米國市場への「裏口」として利用するのではないかと懸念していると述べた。中國はEVとEV用バッテリーの世界最大の生産國であり、同國の自動(dòng)車メーカーは國內(nèi)工場の生産能力が過剰なため、低価格モデルを世界に輸出するケースが増えている。

消息筋によると、上汽MGはメキシコに15億～20億ドル（約2130億～2840億円）相當(dāng)の工場を建設(shè)する計(jì)畫で、BYDは數(shù)億ドルの初期投資で工場建設(shè)の準(zhǔn)備を進(jìn)めている。

中國の自動(dòng)車メーカーは近年、メキシコで天文學(xué)的な成長を遂げており、6年前のほぼゼロからメキシコの自動(dòng)車販売の5分の1近くを占めている。

米國は中國の対メキシコ投資を阻止しようとしていないと述べた。しかし、ジャネット?イエレン米財(cái)務(wù)長官は最近、外國投資審査を強(qiáng)化するという米國とメキシコとの最近の合意を含め、貿(mào)易ルールを適切に施行する必要性を強(qiáng)調(diào)した。（翻訳?編集/柳川）