2023年12月18日、香港メディア?香港01は、中國とベトナムの関係が深まる一方で、鉄道協(xié)力建設(shè)が他の東南アジア諸國と比べて進(jìn)んでいない理由について専門家の意見を紹介する記事を掲載した。

記事は、中國の習(xí)近平（シー?ジンピン）國家主席が今月12?13日にベトナムを公式訪問し、グエン?フー?チョン共産黨書記長と會(huì)談したと紹介。會(huì)談では中越包括的戦略協(xié)力パートナーシップの深化を基礎(chǔ)に「中越運(yùn)命共同體」を構(gòu)築することで雙方が一致したと伝えた。

その上で、ベトナムの専門家で復(fù)旦大學(xué)中國?周辺國関係研究センターの趙衛(wèi)華（ジャオ?ウェイホア）主任が「ベトナムが中國との『運(yùn)命共同體』という概念を受け入れたことは、西側(cè)諸國と築いてきた戦略的関係を超える関係を中國と築くというベトナムの姿勢(shì)を示すもの。ベトナムの態(tài)度の大きな変化であり、中國外交の一大ブレークだ」と評(píng)したことを紹介した。

一方で、中國とベトナムとの鉄道建設(shè)協(xié)力がラオス、インドネシアなど他の東南アジア諸國と比べて遅れていると指摘した上で、この點(diǎn)について趙氏がベトナム人専門家などの意見を総合した上で示した見解を紹介している。

趙氏はまず、両國が一部の問題でなおも対立しており、ベトナム側(cè)が安全保障上の懸念を抱いていることを挙げ、問題の背景には往々にして「外部の某勢(shì)力による挑発がある」と主張した。次に、高速鉄道建設(shè)では時(shí)速250キロと最高速度規(guī)格を下げた場合でも672億ドル（約9兆6000億円）とベトナムの年間國內(nèi)総生産（GDP）の7分の1以上に相當(dāng)するコストが掛かるという金銭的な問題があるとした。

さらに、ベトナムが中國との関係を強(qiáng)化する一方で米國との関係もアップグレードしており、米國にもインフラ整備の協(xié)力を要請(qǐng)していること、そして最後にベトナム高速鉄道をめぐる日中間の受注競爭を挙げた。趙氏によると、ベトナムは南北1500キロにおよぶ高速鉄道建設(shè)を一つの國や企業(yè)に獨(dú)占させることを望んでおらず、計(jì)畫をいくつかの區(qū)間に分けてそれぞれ中國企業(yè)と日本企業(yè)が請(qǐng)負(fù)うことを求めており、そうなった場合には両國企業(yè)間で技術(shù)規(guī)格を統(tǒng)一し、互いにメンテナンスができる體制を整えなければならなくなるという。（翻訳?編集/川尻）