2023年12月18日、獨(dú)國(guó)際放送局ドイチェ?ヴェレの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、來(lái)年1月に行われる臺(tái)灣総統(tǒng)選挙の候補(bǔ)者について中國(guó)本土がどう見(jiàn)ているかについて、専門家の見(jiàn)解を紹介する記事を掲載した。

記事は、臺(tái)灣では2024年1月13日に総統(tǒng)選挙が行われる予定で、中國(guó)本土が何らかの介入を行うかが各界の関心の的になっていると紹介。その中で中國(guó)本土が総統(tǒng)選挙に出馬する民進(jìn)黨の頼清徳（ライ?チンダー）氏、國(guó)民黨の侯友宜（ホウ?ヨウイー）氏、そして第3勢(shì)力である臺(tái)灣民衆(zhòng)黨の柯文哲（コウ?ウェンチー）氏についてどのように見(jiàn)ているのかと疑問(wèn)を提起した。

その上で、中國(guó)政府の以前の発言から明らかなのは民進(jìn)黨の政権維持を望んでいないということであり、民進(jìn)黨が政権を維持することにより臺(tái)灣が米國(guó)とより緊密な関係を築く流れが後押しされることを恐れていると評(píng)した上で、臺(tái)灣國(guó)策研究院の郭育仁副院長(zhǎng)が「中國(guó)本土は民進(jìn)黨の立場(chǎng)を『米國(guó)に頼って獨(dú)立を目指す』ものだと考えており、頼氏の基本路線も『蔡英文（ツァイ?インウェン）現(xiàn)総統(tǒng)と同じ、いわゆる現(xiàn)狀維持だ』と認(rèn)識(shí)している」と述べたことを伝えた。

また、中國(guó)本土が民進(jìn)黨の政権維持を望んでいないものの、侯氏にとって必ずしも有利な狀況にはならないと郭氏が指摘したことを紹介。郭氏が「もし侯氏が総統(tǒng)選で勝利すれば、米中の権力の間で板挾みになる可能性がある。米國(guó)からの圧力は頼清徳氏が総統(tǒng)になった場(chǎng)合よりも必然的に強(qiáng)まり、米國(guó)の技術(shù)封鎖を最も懸念している中國(guó)も、頼氏に対して米國(guó)との協(xié)力を継続するかどうかの判斷を強(qiáng)く迫るだろう」と分析したほか、頼氏が両岸関係の維持という國(guó)民黨の立場(chǎng)を踏襲する一方で中國(guó)本土からの侵攻を抑止するための軍備強(qiáng)化も主張していることで、最終的に中國(guó)政府から疑念や懸念を抱かれる可能性があると論じたことを伝えている。

さらに、郭氏が柯氏について「日和見(jiàn)主義者」であり、両岸政策を含む外交問(wèn)題に対する具體的なビジョンを打ち出していないと指摘した上で、「臺(tái)灣の統(tǒng)治者が日和見(jiàn)主義者であれば、臺(tái)灣の政策方針を確認(rèn)することができず、模索の期間が長(zhǎng)くならざるを得ない。これは米中両國(guó)いずれにとっても厄介だ」との見(jiàn)方を示したことを紹介した。（翻訳?編集/川尻）