2023年12月22日、獨國際放送局ドイチェ?ヴェレの中國語版サイトは、中國がレアアース磁石製造技術(shù)の輸出に新たな規(guī)制をかけ、西側(cè)による「デカップリング」が一層困難になる可能性があると報じた。

記事は、世界最大のレアアース加工國である中國が21日、レアアース磁石の製造技術(shù)の輸出を禁止する新たな規(guī)則を発表したと紹介。中國商務(wù)部は昨年12月の段階で、サマリウムコバルト磁石、ネオジム?鉄?ホウ素磁石、セリウム磁石の製造技術(shù)を「輸出禁止?制限技術(shù)カタログ」に追加する規(guī)制案のパブリックコメントを求めており、今回発表された輸出制限リストには、これら3製品のほか、「レアアース抽出?分離プロセス技術(shù)、レアアース金屬?合金材料の生産技術(shù)」および「レアアース?カルシウム?オキシボレート調(diào)製技術(shù)」も含まれたとし、同部が規(guī)制の目的について「國の安全と公共利益を守るため」と説明したことを伝えた。

その上で、新たな規(guī)制自體はレアアース製品の輸出に直接影響を與えるものではないものの、中國國外のレアアース産業(yè)の発展に影響を與える可能性があると指摘。今年に入ってレアアースを巡る中國と西側(cè)諸國との爭いが激化しており、中國が多くの重要金屬材料に対する輸出規(guī)制を大幅に強化しているとし、8月には半導體の製造に広く使用されるガリウムとゲルマニウムの輸出許可制度が導入され、12月1日には數(shù)種類の黒鉛が輸出許可リストに追加されたと紹介している。

そして、地政學的問題に焦點を當てた米國のアドバイザリー企業(yè)「ホライズン?アドバイザリー」の共同設(shè)立者であるネイサン?ピカルシック氏が「中國によるレアアース磁石の調(diào)製技術(shù)輸出制限は、中國に依存する産業(yè)チェーンのどの部分も持続不可能である」ことを示していると英ロイターに語ったことを伝えた。

記事は、世界のレアアース精製能力の90%近くを占める中國からの依存を脫卻すべく、歐米諸國が自國の生産能力を拡大しようと奮闘しているものの、レアアースの採掘、抽出、加工技術(shù)は複雑で、多くの公害発生リスクを伴うことから、歐米企業(yè)が急速に大規(guī)模な生産能力を増強することは難しいと指摘。2018?21年の米國の中國産レアアースへの依存度は74％となおも高く、14?17年の依存度からわずか6ポイントしか低下していないと紹介した。（翻訳?編集/川尻）