2023年12月20日、韓國メディア?毎日経済によると、韓國初の月探査機「タヌリ（KPLO）」に搭載された広角偏光カメラ「PolCam」が正常に作動していないことが分かった。

PolCamにはカメラが2臺あるが、1臺は解像度が低く使用できない狀態(tài)のため、現(xiàn)在は1臺のカメラのみ使用している。そのカメラも観測データの処理に支障が生じているという。

「タヌリ」は昨年8月に打ち上げられた。PolCamは月の表面を偏光観測する任務(wù)を擔うが、カメラの不具合により「目的を完遂できるかは未知數(shù)だ」と記事は指摘している。不具合の原因は分かっていない。

PolCamは開発當時、世界初の探査機からの月面偏光観測であり、地球から見えない月の裏側(cè)を撮影することも世界初だとして、科學(xué)界の注目を浴びた。しかし、関係者によると開発の最中から「タヌリへの搭載をめぐりまとまらない宇宙開発計畫、不十分な開発予算と人件費、時間などの問題」があったといい、そのために同じカメラを2臺製作したが1臺の性能が劣るという問題が発生したとみられている。

PolCamを開発した韓國天文研究院は、5月に打ち上げに成功した國産ロケット「ヌリ」に搭載された衛(wèi)星4機も開発した。しかし打ち上げの直後に1機が行方不明になり、殘り3機は交信に成功したものの、1機が統(tǒng)制困難な狀態(tài)になった。殘る2機もいまだ任務(wù)に著手できていないという。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「失敗しながら學(xué)習(xí)していくんだよ。より良い性能の物を造って挽回しよう」「失敗は恥ではない。諦めることこそ恥だよ」「これをチャンスとして、補完すればいい」「失敗は成功の母だ。これで奮起すれば次は成功する」など、前向きな聲が多數(shù)寄せられている。

一方で、「中國は宇宙ステーションを造っているというのに」「中國製を使ったんじゃないの？」「肩肘張らないでカメラは日本製を使わないと」「20年くらい前の韓國なら生産業(yè)も技術(shù)力も経済活動人口も好調(diào)で可能だったかもしれないが、今は宇宙船に予算を回せるほど経済的に余裕がある國ではない」などのコメントも見られた。（翻訳?編集/麻江）