中國の総合金融情報(bào)ポータルサイトの金投網(wǎng)は12月25日、中國の電気自動(dòng)車（EV）が歐州やアフリカなど國際市場(chǎng)で持続して活躍する現(xiàn)狀を伝えた。

記事は直近の動(dòng)きとして、「中國のEVメーカーBYDがハンガリーに歐州最大のバッテリー工場(chǎng)を建設(shè)中である」とし、「2030年までに歐州のEVシェアトップ10入りを目指すとともに、地域に大量の雇用増をもたらすだろう」と伝えた。一方で、「ハンガリーは歐州連合（EU）加盟國であるため、中國の自動(dòng)車メーカーに対するEUのダンピング調(diào)査結(jié)果が中國製EVの將來的な展開に影響を與えるかどうかを注視する必要がある。顧客はつまるところ歐州に向いているからだ」との見方も示した。

また、「フランスの現(xiàn)行政策は現(xiàn)地企業(yè)あるいは歐州に工場(chǎng)を有する自動(dòng)車メーカーに補(bǔ)助金を支給しているため、今後EUが同様の施策を?qū)g施した場(chǎng)合、中國の自動(dòng)車メーカーに対する影響は大きくないだろう」とする一方、「米國の方針を參考にした場(chǎng)合は楽観できない。米國は國産自動(dòng)車だけでなく、バッテリー製造と原材料調(diào)達(dá)においても、自國か同盟國のみに補(bǔ)助金を支給するからだ」と述べた。

世界をリードする中國製EV

記事は、中國製EVの歐州での市場(chǎng)展開が抱えるもう一つの問題として、「経済學(xué)的観點(diǎn)から歐州経済の後退を考えないわけにはいかない」と指摘。「ドイツでは景気後退がすでに始まっており、戦爭と米FRBの金利政策の影響により需要が減少することは、歐州向け自動(dòng)車輸出に従事する中國のメーカーにとって好ましい狀況ではない」とし、「將來的に最も憂慮されるのは、米國が先導(dǎo)し歐州が盲目的に追隨することだ。特に米國が進(jìn)める中國への依存度の削減は実質(zhì)的なデカップリングの一部であり、EVはその一例にすぎない」とした。

一方で、「米國は中國と協(xié)力する必要があるため、結(jié)果は同じになるだろう」とも予測(cè)?！冈牧悉尉bから最終生産までの工程で中國はリードしている」とし、「英國の電池原材料のシンクタンクであるベンチマーク?ミネラル?インテリジェンス（Benchmark Mineral Intelligence）によると、中國は世界のバッテリー供給量の4分の3を占めており、自動(dòng)車の汎用バッテリーであるニッケル、マンガン、コバルト電池の価格も米國産より15％安い」と指摘した。テスラ、ゼネラルモーターズ、フォードが自社モデルに採用している低コストのリン酸リチウム電池は、90％以上が中國製で、フォードは中國のEV用バッテリーメーカー寧徳時(shí)代（CATL）から技術(shù)供與を受けなければならないという。

また、「バイデン政権は米國製バッテリーに1キロワット時(shí)35ドル（約4984円）の補(bǔ)助金を支給したため価格差は縮まったが、中國メーカーもコストを削減している」とし、「最も重要なことは、バッテリー技術(shù)の次の波で中國がリードしていることだ」と強(qiáng)調(diào)した。

バッテリーの新技術(shù)で現(xiàn)在最も話題性があるものにナトリウムイオン電池がある。記事は、「ベンチマーク?ミネラル?インテリジェンスによると、現(xiàn)在世界中で計(jì)畫中あるいは建設(shè)中のナトリウムイオン電池プラント20カ所のうち、16カ所は中國にあり、2年內(nèi)に中國はナトリウムイオン電池で世界の約95％のシェアを占めることになる」とし、「中國は世界の自動(dòng)車電動(dòng)化において最も重要な勢(shì)力の一つとなり、なくてはならない存在であり、多くの分野で絶対的権威を有している。特筆すべきは、EVの分野で中國はすでに世界のリーダーとして認(rèn)められており、燃料自動(dòng)車においても広く応用されている現(xiàn)在、中國製品は優(yōu)れた成績を収めている」と述べた。

南アフリカ市場(chǎng)を席捲する中國製電動(dòng)SUV

記事は、「現(xiàn)在中國製EVが最も売れているのは間違いなくロシアであるが、歐州車や米國車が根付いているアフリカでも新たな主役になりつつある」として南アフリカを例に、「日本のトヨタ、米國のフォード、歐州のフォルクスワーゲンが大きなシェアを占めているが、SUVモデルでは中國製が大きなシェアを獲得しつつある」と伝えた。

南アフリカ自動(dòng)車工業(yè)會(huì)（Naamsa）のデータによると、今年に入ってから11カ月間に同國で販売されたSUVで、中國の哈弗（ハバル）H6が5032臺(tái)とトップに立ち、これまで首位だったフォルクスワーゲンのトゥアレグは3165臺(tái)と2位になり、3位は奇瑞（チェリー自動(dòng)車）8 Proが2195臺(tái)と、韓國ヒュンダイのツーソンを破った。

記事は、米S&Pが「中國の自動(dòng)車メーカーは南アフリカ市場(chǎng)を席捲している」と評(píng)し、「哈弗と奇瑞は2萬7000米ドル（約384萬円）以下で販売しているが、歐州車はこれより高い2萬8000～3萬8000米ドル（約399萬円～541萬円）の価格帯で販売されている」と述べたことを伝えた。

その上で、「今後アフリカで電気自動(dòng)車化が進(jìn)んでいく過程で、中國が燃料自動(dòng)車で築き上げた評(píng)判は中國製EVを大きく後押しすることは必至であり、アフリカはもはや歐米の獨(dú)占市場(chǎng)ではなくなっていくだろう」と予想した。（翻訳?編集/榊原）