中國メディアの環(huán)球時報は27日、韓國サムスン電子の米國の新工場での生産が延期されるとの報道について、「バイデン氏の『半導(dǎo)體の夢』に打撃だ」と報じた。

記事は、米ブルームバーグの報道を引用。サムスン電子が米テキサス州に新設(shè)する半導(dǎo)體工場をめぐり、同社のデバイスソリューション部門ファウンドリー事業(yè)部のチェ?シヨン社長が「新工場での量産は2025年に始まる」と語ったことを紹介した。サムスン電子は21年に170億ドル（約2兆4000億円）の投資を発表した際、24年後半に生産を開始するとしていた。

サムスン電子のライバルである臺灣の半導(dǎo)體大手TSMCも今年7月、米アリゾナ州の新工場の生産開始時期を、専門の作業(yè)員や技術(shù)者の不足を理由に當(dāng)初の24年から25年に延期することを決めた。ブルームバーグは新工場の稼働が來年11月の米大統(tǒng)領(lǐng)選の後になる可能性が出てきたことに言及し、「世界有數(shù)の半導(dǎo)體メーカー2社の計畫見直しは、國內(nèi)での半導(dǎo)體製造を強化するというバイデン大統(tǒng)領(lǐng)の計畫を後退させることになる」と指摘した。

韓國メディアによると、サムスン電子の米新工場での量産が遅れる理由はいくつかあるが、米政府の補助金支給の遅れがポイントになっているという。先月に、バイデン政権がインテルに対して最大40億ドルの補助金を提供する可能性があると報じられたことで、韓國では補助金の獲得において米企業(yè)の優(yōu)先順位がサムスン電子よりも高いとの懸念が高まっていた。

記事はこのほか、今月14日に、米國の半導(dǎo)體製造業(yè)の発展を加速させるため半導(dǎo)體工場を環(huán)境審査から免除する法案が米上院で可決されたものの環(huán)境保護団體はこれに反対しており、サムスン電子とTSMCは補助金を受けたとしても環(huán)境審査の問題で新工場の建設(shè)を一時停止する可能性もあると伝えている。（翻訳?編集/北田）