ウォン?カーウァイ（王家衛(wèi)）監(jiān)督が手掛け、中國(guó)の俳優(yōu)フー?ゴー（胡歌）が主演を務(wù)めるドラマ「繁花」がオンエアを迎え、好調(diào)な滑り出しを見(jiàn)せている。

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「繁花」は上海出身の小説家?金宇澄（ジン?ユイチョン）が、2012年に中國(guó)最高峰の文學(xué)賞「茅盾文學(xué)奨」を受賞した長(zhǎng)編小説を映像化するドラマ。1960～70年代と90年代の激動(dòng)の時(shí)代を舞臺(tái)に、移り変わる上海とそこに暮らす人々が、阿寶（アーバオ）という男性の目を通じてつづられる。

ウォン?カーウァイ監(jiān)督にとっては、13年公開(kāi)の映畫「グランド?マスター」から數(shù)えて10年ぶりの新作となるが、27日に國(guó)営テレビ?中央電視臺(tái)（CCTV）と動(dòng)畫配信サービス?騰訊視頻（テンセント）でオンエアを迎えた。中國(guó)メディアによると第1話の視聴率は2％を突破し、中國(guó)のSNS?微博（ウェイボー）ではトレンドランキングに7つの関連トピックスが相次いで登場(chǎng)。視聴率については、19年に大ヒットしたドラマ「明蘭～才媛の春～」が當(dāng)時(shí)、湖南衛(wèi)星テレビで1年7カ月ぶりに2％超えを達(dá)成した作品として話題になったことでも注目度の高さが分かる。

第1話を見(jiàn)た視聴者からは、畫面の色彩やカメラワークでも物語(yǔ)を見(jiàn)せるウォン監(jiān)督らしい演出に稱賛の聲が上がった。原作小説を読んだ人からは、「全くのオリジナル腳本で原作の面影がない」といった聲も聞かれたが、人気武俠小説をベースにした94年公開(kāi)のウォン監(jiān)督作品「楽園の瑕」を例に挙げ、監(jiān)督らしいアレンジだと肯定的な意見(jiàn)も多く見(jiàn)られる。

上海出身のウォン監(jiān)督は、5歳だった63年に香港へ移住した。中國(guó)メディアのインタビューでは、今も上海で暮らすいとこ全員が「繁花」と同じ年代を生きており、彼らが何を経験してきたのかを描きたかったと語(yǔ)っている。なお、ウォン監(jiān)督は「繁花」が出版された翌年に、映像化に向けた版権を早くも取得しており、同作について「上海版の『清明上河図』のような作品」「上海人と上海文化の辭書」と評(píng)している。（Mathilda）