このほど開催された2023年度河南省考古活動(dòng)成果交流會(huì)で、同省?新密市の古城塞遺跡で夏王朝の四合院式の宮殿建築群遺跡が発見されたことが明らかにされました。

同遺跡は河南省?新密市の溱水東岸の臺(tái)地上にあり、面積17萬6000平方メートル余りの長(zhǎng)方形をしています。規(guī)模が大きく、保存が比較的よい竜山時(shí)代末期の町の遺跡とされ、年代としては夏王朝期に屬しています。夏王朝は中國(guó)の史書に記された最初の奴隷制王朝で、紀(jì)元前2070?前1600年頃に存在していたとされます。

今回新たに発見された遺跡では1號(hào)版築臺(tái)（突き固められた土の土臺(tái)）の規(guī)模が最も大きく、長(zhǎng)さが約60メートル、幅は約30メートルの長(zhǎng)方形をしています。中央部が高く、周辺部は低くて、表面は比較的平滑です。また、規(guī)則的に並んだ數(shù)列の柱穴が発見されました。

発掘現(xiàn)場(chǎng)責(zé)任者の李博氏はこの1號(hào)版築臺(tái)について、「柱穴の分布の特徴から見ると、南北に建物があって、中央が庭、東西は回廊という構(gòu)造だ。規(guī)模が大きく、構(gòu)造は複雑だ」と紹介しました。

また1號(hào)版築臺(tái)の東側(cè)でも土が突き固められた遺構(gòu)が1カ所発見されました?，F(xiàn)在までに南北方向が長(zhǎng)さ25メートル、東西方向は幅約10メートルが発掘されており、1號(hào)版築臺(tái)と組になる建築群と見られています。李氏はこの2カ所の版築臺(tái)について「新たに発見された1號(hào)版築臺(tái)と東側(cè)の版築臺(tái)は、これまでに発見された宮殿建築基礎(chǔ)跡や縁先基礎(chǔ)跡とともに、平面配置として四合院式の宮殿建築群を構(gòu)成している」と紹介しました。

李氏はまた、この新発見によって古城砦遺跡の都市內(nèi)の配置構(gòu)造に対する認(rèn)識(shí)が刷新され、夏王朝の宮殿建築の起源と発展を探るための新たな重要な材料が提供されたとみています。（提供/CRI）