2023年12月27日、韓國(guó)メディア?毎日経済によると、大學(xué)修學(xué)能力試験（修能、日本の大學(xué)入學(xué)共通テストに相當(dāng)）の數(shù)學(xué)領(lǐng)域について韓國(guó)教育部が出題範(fàn)囲を削る方針を示したことに、數(shù)學(xué)界から懸念の聲が上がっている。

現(xiàn)在の修能の數(shù)學(xué)領(lǐng)域出題範(fàn)囲は「共通科目（數(shù)學(xué)1、2）と選択科目（確率と統(tǒng)計(jì)、微積分、幾何）から1つ」となっている。これを2028學(xué)年度から共通科目（代數(shù)、微積分1、確率と統(tǒng)計(jì)）のみとし、「深化數(shù)學(xué)（微積分2＋幾何）」という選択科目は設(shè)けないとする方針を先ごろ教育部が発表した。これについて、理工系の教授らが「學(xué)生の基礎(chǔ)學(xué)力が低下し、長(zhǎng)期的には國(guó)家競(jìng)爭(zhēng)力の低下を招く」と懸念を示しているという。

記事は、微積分と幾何が選択科目となった現(xiàn)行の修能制度により、すでに理工系の學(xué)生の學(xué)力低下が深刻な狀況にあると伝えた。ソウル大學(xué)では今年、理工系の新入生を?qū)澫螭藬?shù)學(xué)の特別試験を?qū)g施した結(jié)果、點(diǎn)數(shù)が低く高校の數(shù)學(xué)課程を再度學(xué)習(xí)する必要があると分類(lèi)された學(xué)生が全體の41．8％に達(dá)したという。ソウル大學(xué)データサイエンス大學(xué)院の初代院長(zhǎng)を勤めたチ?サンギュン特任教授は、「微積分と幾何は理工系だけでなく経済學(xué)、蕓術(shù)にも必要な內(nèi)容。難しいからといって除外するのではなく、面白く教えることを考えるべき」と話(huà)している。ソウル大學(xué)數(shù)理科學(xué)部教授のパク?ジョンイル大韓數(shù)學(xué)會(huì)會(huì)長(zhǎng)も、「科目の難易度に関係なく、各學(xué)年の水準(zhǔn)で必要なことは學(xué)ばなければいけない」と指摘する。さらに亜洲大學(xué)數(shù)學(xué)科のチェ?スヨン教授も「微積分と幾何を?qū)Wばなければ、全體的に數(shù)學(xué)力が低下するのは火を見(jiàn)るより明らか」「韓國(guó)版のゆとり教育が始まる」と日本を引き合いに出して警鐘を鳴らした。

この他にも多くの理工系専門(mén)家が「AI時(shí)代こそ微積分と幾何は重要だ」「深化數(shù)學(xué)教育は削るよりむしろ拡大すべきだ」「高校では最低限の數(shù)學(xué)だけを教え、あとは大學(xué)で教えればいいというのはナンセンスだ」と聲を上げた。パク會(huì)長(zhǎng)は「かつて物理が選択科目となったことで受験者が減って市場(chǎng)が縮小し、教科書(shū)や參考書(shū)の質(zhì)も下がり、學(xué)習(xí)基盤(pán)が縮小した。數(shù)學(xué)もそうなるだろう」と懸念を示した。

數(shù)學(xué)の出題範(fàn)囲を縮小しても、私教育市場(chǎng)が縮小することはないだろうとの聲も上がっている。パク會(huì)長(zhǎng)は「過(guò)去20～30年間で教科課程は縮小され続けてきたが、私教育市場(chǎng)は反比例して拡大してきた。私教育問(wèn)題は入試システムの問(wèn)題であり、出題範(fàn)囲の問(wèn)題ではない」と指摘した。

李周浩（イ?ジュホ）副首相兼教育部長(zhǎng)官はこれまで、「超難問(wèn)を解くこと中心の従來(lái)の數(shù)學(xué)教育により、子どもたちが興味を失い、ストレスを感じる問(wèn)題があった」「より楽しく學(xué)び、將來(lái)に必要な數(shù)學(xué)力、思考力、問(wèn)題解決力を備えられるよう、深化數(shù)學(xué)は除外することが望ましいという意見(jiàn)が多い」「難しすぎる領(lǐng)域をすべての子に勉強(qiáng)させることが不必要な私教育を誘発してきた」などと述べている。

この記事に、韓國(guó)のネットユーザーからは「理工系に進(jìn)むなら微積分は勉強(qiáng)しないと駄目なのでは？理系と文系で數(shù)學(xué)の難易度を変えるのは分かるけど、理系の數(shù)學(xué)そのものを易しくするのはおかしいと思う」「英語(yǔ)もどんどん易しくなってるよ。全國(guó)民下方標(biāo)準(zhǔn)化」「それでも日本はノーベル賞受賞者を輩出し続けている。修能ではなく、大學(xué)教育の問(wèn)題だ」「米國(guó)は中高校生に徹夜で試験勉強(qiáng)させて超大國(guó)になったか？生徒が自ら好奇心を持って興味のある分野を?qū)Wべるように誘導(dǎo)するのが教育だよ」「高校卒業(yè)後、三角形の面積を計(jì)算することすらないのに、微積分なんて」「大學(xué)に入ってから學(xué)べば十分だと思う」など、さまざまな聲が寄せられた。（翻訳?編集/麻江）