CRI online 2024年1月6日(土) 11時(shí)0分
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中國(guó)駐在歴は今年で20年目に入る小澤秀樹さんに2024年の中國(guó)事業(yè)を展望していただきました。取材は昨年末に行ったもので、映像&音聲とともにお屆けします。
業(yè)界でも中國(guó)通として知られる小澤秀樹さん。その中國(guó)駐在歴は、2024年で20年目に入ります。
笑うと瞳の奧が輝き、口元は「スマイリーフェイス」のように、にっこり。トレードマークは赤地のネクタイ。そんな小澤さんが社長(zhǎng)を兼任するキヤノンアジアでは、朝は聲出しのあいさつから始まります。月曜は「パッションデー」。社員に「赤い何かを身につける」ことを呼びかけます。そして、入門の顔認(rèn)証には「笑顔」が必須といった、ユニークな企業(yè)風(fēng)土が確立されています。
2023年の最後の仕事日に、「ゆく年を振り返り、くる年を展望する」をテーマに、北京のCBDにあるキヤノン中國(guó)本社で小澤社長(zhǎng)にインタビューしました。
1981年、小澤さんは中國(guó)大陸に初めて足を踏み入れました。當(dāng)時(shí)、米國(guó)駐在だった小澤さんは香港出張のついでに、広東省の中山を訪れたそうです。その頃の中國(guó)は改革開放が始まったばかりで、「將來性に満ちた國(guó)」という印象だったものの、自身が中國(guó)とこんなに長(zhǎng)くかかわるようになるとは思わなかったそうです。
駐在が20年にも達(dá)した理由について、「中國(guó)はキヤノンにとって最も重要な市場(chǎng)だから」と小澤さんは言います?! ?/p>
過ぎ去った2023年は、中國(guó)では新型コロナウイルス感染癥が沈靜化し、経済?社會(huì)活動(dòng)が再開した年でもありました。小澤さんは、「3年間できなかったことが一気にできて、非常に印象深い年になった」と話し、その中でも、キヤノンがメインスポンサーとして協(xié)賛した「杭州アジア大會(huì)」が「最もやりがいを感じ、思いっきりフルスイングもできた」イベントだったと振り返りました。とりわけ開會(huì)式の 「徹底した蕓術(shù)的なパフォーマンス、人の動(dòng)員力」に深く感動(dòng)したそうです。
今、世界では社會(huì)や経済の不確実性が高まりつつあります?!竀UCA(ブーカ)時(shí)代」といわれる先行きが見えない社會(huì)の中で、小澤さんは「2023年はさまざまな動(dòng)きが経済に良い、あるいは悪い影響を與えたと実感した年でもあった」と言います。
そんな環(huán)境の変化に対応するため、キヤノンは強(qiáng)みを結(jié)集して有望な分野に注力する「選択&集中」の戦略により、今後も成長(zhǎng)を目指し続けていくそうです。
その一例となるのが同社のカメラ関連の動(dòng)向です。今年、中國(guó)ではリベンジ消費(fèi)として観光業(yè)が盛り上がりました。その波に乗り、キヤノンはさまざまな「オフライン旅行」をテーマとする販促イベントを展開。バードウオッチング、星空旅行など新たな観光トレンドに応える多彩なプロモーション活動(dòng)を?qū)g施しました。
ところで、スマートフォンの普及はカメラの購(gòu)買に、どんなインパクトをもたらしたのでしょうか?小澤さんはとりわけ、若者市場(chǎng)のポテンシャルに注目しています。中國(guó)のミレニアム世代とZ世代の人口は合わせて約5億人にもなるからです。
小澤さんは、「彼らのほとんどがまだカメラを持っていないことを考えると、まさにブルオーシャンだ」と語り、「良い製品を買いやすい値段で、魅力的なスペックを出していけば、非常に開拓できる可能性がある」と、スマートフォンの普及を、むしろプラス思考で捉えています。
さらに小澤さんは、「カメラ市場(chǎng)に最近面白い“変化”が起きた」と続けました。
「スマートフォンの普及で、毎年、世界で撮られる寫真のショット數(shù)が劇的に増えた。それが結(jié)果的に、カメラが再び注目されるようになる下地を整えた。今は、『スマホさん、ありがとう』と言いたい」
中國(guó)の若者にとってもSNSは欠かせない存在です。たくさんの「いいね」をゲットするために、スマートフォンでは撮れない、より完成度の高い寫真を撮りたい。そんなニーズから再びカメラに注目が集まっているのだそうです。小澤さんは、まさに「塞翁が馬」だと語りました。
乗風(fēng)破浪(荒波を越え 風(fēng)に乗る)
疾風(fēng)知?jiǎng)挪荩诧L(fēng)に勁草を知る)
全力以任(全力投球する)
変被動(dòng)為主動(dòng)(受動(dòng)を能動(dòng)に変える)……
これらの言葉は、いずれも小澤さんが社內(nèi)で愛用する中國(guó)語です?!贺懹Q政要』『菜根譚』など中國(guó)の古典に基づく経営本を愛読しているという小澤さんは、「中國(guó)で何かを伝えたい時(shí)には、英語よりも中國(guó)語の方がストレートに伝わる」ため、中國(guó)語の慣用語を好んで用いています。
また、中國(guó)國(guó)內(nèi)の動(dòng)向も常にチェックしています。昨年8月、中國(guó)國(guó)務(wù)院は政府調(diào)達(dá)や標(biāo)準(zhǔn)策定において外資を平等に扱うことを強(qiáng)調(diào)した「外資誘致の24項(xiàng)目の措置」を発表しました。さらに、年末の中央経済活動(dòng)會(huì)議では、「ハイレベルの対外開放の拡大」を2024年の重點(diǎn)的な取り組みの一つに組み入れています。この一連の中國(guó)政府の動(dòng)きに対して、小澤さんは「外資に差をつけない」という點(diǎn)について、「非常にありがたい。力になる」とポジティブに評(píng)価し、具體的な実施について期待感を示しました。
一方、海外メディアをにぎわせてきた「中國(guó)経済崩壊論」については、「中國(guó)の経済が崩壊すると、世界の経済は崩壊する。それだけ、いま中國(guó)はいろんな國(guó)と強(qiáng)いコネクションにある」と語り、崩壊論を一蹴しました。20年間の中國(guó)市場(chǎng)で培われた肌感覚に基づく小澤さんの発言には力強(qiáng)さがあります。
最後に、今後の中國(guó)市場(chǎng)について、小澤さんは次のように抱負(fù)を語りました。
「中國(guó)の消費(fèi)者はどんどん目が肥えて、賢くなっている。欲しいものは多少高くても買うが、欲しくないものは安くても買わない。キヤノンとしては、消費(fèi)者たちが欲しくなるようなものを、ライトタイミング、ライトプライスでちゃんと出していかないとダメだと思う。そこがちゃんとできていれば、中國(guó)で成長(zhǎng)を続けることができるだろう」
【プロフィール】
小澤秀樹(おざわ ひでき)さん
キヤノン株式會(huì)社 副社長(zhǎng)執(zhí)行役員
キヤノンアジアグループ 総代表
キヤノン(中國(guó))有限公司 社長(zhǎng)兼CEO
慶応大學(xué)法學(xué)部卒業(yè)、1973年キヤノン入社。米國(guó)やシンガポール、香港の勤務(wù)を経て2005年キヤノン(中國(guó))有限公司社長(zhǎng)兼CEO。2017年からキヤノン副社長(zhǎng)執(zhí)行役員。
■キヤノンと中國(guó)とのかかわり
1979年 周恩來総理夫人のトウ穎超氏がキヤノン本社を訪問
1981 年 中國(guó)の會(huì)社と技術(shù)提攜を開始
1997年 キヤノン(中國(guó))有限公司設(shè)立
現(xiàn)在中國(guó)大陸に14會(huì)社 従業(yè)員約2萬人 中國(guó)への累計(jì)投資額1000億円超
(提供/CRI)
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