日本と中國(guó)の自動(dòng)車輸出を巡り、華字メディアの日本華僑報(bào)網(wǎng)は「資本は新たなにおいを嗅ぎつけた」とする記事を9日付で掲載した。

記事はまず、両國(guó)にとって自動(dòng)車は重點(diǎn)輸出産業(yè)だと述べ、2023年1～11月の中國(guó)の自動(dòng)車輸出は前年同期比58％増の441萬(wàn)2000臺(tái)に達(dá)したと言及。一方、日本は同15％増の399萬(wàn)臺(tái)で、記事は「12月分の完全な統(tǒng)計(jì)はまだだが、中國(guó)が日本追い抜きを?qū)g現(xiàn)したことが分かる」「中國(guó)の自動(dòng)車輸出は初めて世界1位に躍り出た」と伝えた。

そして、同じ「自動(dòng)車」ではあるが両國(guó)の自動(dòng)車産業(yè)は道が明らかに異なると指摘し、「従來(lái)の化石燃料車分野で日本は高い技術(shù)力を持っているが、中國(guó)はこの方面で競(jìng)爭(zhēng)の優(yōu)位性を備えていない。だから中國(guó)は電気自動(dòng)車（EV）で新たな道を切り開(kāi)き、BYDや小鵬、理想をはじめとする新エネルギー車勢(shì)力が突如立ち上がった」と説明。続けて「臺(tái)數(shù)の比較だけでは世界自動(dòng)車産業(yè)の構(gòu)造変化が分からない。データの背後には『新勢(shì)力（中國(guó)）vs老貴族（日本）』という時(shí)代の変化がある」と論じ、「58％と15％という両國(guó)の増加率の違いから一つの傾向が見(jiàn)て取れる。新エネルギー車の伸びは化石燃料車を上回っているのだ」「この結(jié)果は意外ではなく、米國(guó)も歐州連合（EU）も石油依存を低減するために明確な新エネルギー車発展戦略を打ち出している」と伝えた。

さらに「新勢(shì)力vs老貴族」の爭(zhēng)いは資本レベルでより激烈だと述べて、中國(guó)EVメーカーの蔚來(lái)（NIO）は11億ドル（約1590億円）に及ぶ投資を中東のファンドから獲得したと紹介。石油を重要産業(yè)とする中東のファンドの新エネルギー車ブランドに対する動(dòng)きであることを指摘した他、BYD、長(zhǎng)安、長(zhǎng)城などの中國(guó)自動(dòng)車メーカーやバッテリーメーカーの寧徳時(shí)代（CATL）、孚能科技が歐州などに生産拠點(diǎn)を設(shè)ける背後には現(xiàn)地資本の影があるとした。

記事は「中國(guó)と日本の逆転には背後にある資本の力が重要な役割を果たした」「『資本の嗅覚は最も鋭い』といううまい言葉がある。ある新興分野に巨大な潛在力が現(xiàn)れた時(shí)、資本機(jī)関は靜かに素早く手を打って將來(lái)のために種をまく。中國(guó)の新エネルギー車勢(shì)力の背後には有利な政策や技術(shù)力向上だけでなく、十分に用意して待ち構(gòu)える資本機(jī)関の存在がある」と言及。そして日本の自動(dòng)車産業(yè)について「資本機(jī)関はすでに『天井』に達(dá)したと認(rèn)識(shí)している」と説明した上で、「成長(zhǎng)の余地がより大きい中國(guó)自動(dòng)車産業(yè)にはさらなる関心が向けられる」との考えを示した。（翻訳?編集/野谷）