韓國の最大野黨「共に民主黨」から離黨を表明した李洛淵（イ?ナギョン）元首相は同黨の國會(huì)議員について「44％が前科者だ」と発言した。これには黨內(nèi)から批判が噴出。翌日には謝罪に追い込まれた。

李洛淵氏は韓國三大紙の一つ、東亜日?qǐng)?bào)の記者出身。2005年に金大中（キム?デジュン）大統(tǒng)領(lǐng)（當(dāng)時(shí)）に請(qǐng)われて國會(huì)議員選挙に出馬して當(dāng)選し、政界入りした。その後、全羅南道知事を経て、17年5月に文在寅（ムン?ジェイン）政権の首相に就任し、約2年半、務(wù)めた。

22年3月の大統(tǒng)領(lǐng)選にも名乗りを上げたが、共に民主黨の予備選挙で李在明（イ?ジェミョン）氏に敗れた。東亜日?qǐng)?bào)時(shí)代は東京特派員の経験もあり、「知日派」とされる。

朝鮮日?qǐng)?bào)などによると、李洛淵氏は8日、蔚山放送とのインタビューで「（共に民主黨は）道徳性と多様性を失ってしまった」と指摘?！竿hの國會(huì)議員167人のうち44％に當(dāng)たる68人に前科がある。他の黨よりはるかに高い。このようなことはこれまでなかった」と主張した。

さらに「共に民主黨はさまざまな困難に見舞われたが、（多様性を保障する）黨內(nèi)民主主義という免疫システムが働いていたため、困難を乗り越えて新たな道を見いだしてきた。しかし、今はそれが壊れている狀態(tài)。黨內(nèi)の多様な聲が封鎖されている。非常に深刻な病的狀態(tài)だ」とも語った。

聯(lián)合ニュースによると、李洛淵氏は9日、「前科者発言」をめぐり、「民主化運(yùn)動(dòng)などでの法令違反を考慮していなかった」として、SNS（交流サイト）で謝罪した。

発言に関しては「ある市民団體の統(tǒng)計(jì)を引用したもの」と説明。計(jì)算自體も44％ではなく41％が正しく、民主化運(yùn)動(dòng)や労働運(yùn)動(dòng)での法令違反が多く含まれているとした上で、自身は「昔も今も民主化運(yùn)動(dòng)の活動(dòng)家の行為を高く評(píng)価している」と釈明した。

その一方で李洛淵氏は新黨結(jié)成も予告した。共に民主黨內(nèi)で李在明代表の辭職を要求しているグループ「原則と常識(shí)」の議員らが今後、新黨に合流する可能性にも言及。4月の國會(huì)議員選（定數(shù)300）を見據(jù)えた政黨の離合集散の動(dòng)きともみられる。（編集/日向）